小笠原の自然を体感〜野生生物研究会でボランティア〜

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小笠原諸島は、固有種の植物が多数生息していることから、ユネスコの世界自然遺産に登録されています。小笠原に生息している種のうち、保護の対象となっているのは、哺乳類ではオガサワラオオコウモリ、鳥類ではアホウドリ、ハハジマメグロ、アカガシラカラスバト、オガサワラノスリ、オガサワラカワラヒワなどがあります。

小笠原独自の生態系を守るため、野生生物研究会というボランティア団体があります。政府や自然保護を意識する会社から助成金をいただいて、日々小笠原の生態系を守るため主に植物の外来種の駆除などの活動をしています。

自衛隊敷地内シンクリノイガ駆除

父島の西に位置する海上自衛隊の基地内にシンクリノイガが群生しており、駆除をしました。シンクリノイガは、種子が衣類にくっつきやすく、広範囲に広がりやすいので、駆除のときにも注意が必要です。

「村民の森」植生回復

公益財団法人コメリ緑育成財団からの助成を受け、「固有森林生態系の修復と村民が固有種を観察できる森にする」ことを目標とし、年8回の外来種の駆除および固有種の播種、植栽を行っています。

「村民の森」は、国立天文台VERAの奥にある森で、林野庁と野生研が協定を結んでいる場所です。キバンジロウやギンネム、アカギ、ガジュマルを伐採し、ヒメマサキと呼ばれる固有種の苗を植栽しました。

大きく育ってしまった外来種の木は、伐採しただけでは、切り株からまた新芽が出てしまうので、伐採して残った根っこにドリルで穴を開け、除草剤(商品名:ラ ウンドアップマックスロード ®)の原液を 1 ml ずつ注入して木栓をするという方法で駆除を行っています。

「西島」植生回復

「トヨタ環境活動助成プログラム」から助成を受け、西島西部の外来種の駆除と在来種の播種、種子の採取などを行っています。

モクマオウの薬注入と伐採、オオバナセンダングサと呼ばれる外来種の花を駆除、そしてオガサワラビロウの播種をしてきました。オオバナセンダングサは、マーガレットのような白くてかわいい花で、花摘みのような感覚です。崖近くのオオバナセンダングサを引っこ抜いていると、「クークー」と鳴き声がして、オナガミズナギドリの巣を発見しました。親子3匹が住んでおり、とても愛くるしかったです。

山で外来種の駆除などを行ったあとは、西島の湾内でシュノーケリングをすることができ、シュノーケリングを目的に参加する方も多いです。

湾内にはネムリブカが10頭以上群れており、すごい光景でした。

「兄島」外来種駆除ボランティア

兄島の二俣岬と呼ばれるエリアのオオバナセンダングサを駆除してきました。とっても見晴らしのいいところなので、草抜きに疲れたら、海をみて一休み。

小笠原の固有種であるルリカメムシは、ハマゴウの花が大好物で、ハマゴウの葉の裏などにたくさん見ることができました。写真は交尾中です。

小笠原の生態系を守るために「持ち込まない、持ち出さない」

小笠原の貴重な生態系を守るためには、これ以上外来種を持ち込まず、現在生息している種を持ち出さない、ということが重要です。

  • 外来生物を持ち込まない
  • ペットの管理をしっかりと
  • 島から島に移動させない

父島や母島でしか生息が確認されていない外来種が他の離島に持ち込まれないように注意してください。

  • 小笠原から外来種を持ち出さない

小笠原から本土に外来種を持ち帰らないようにすることも大切です。

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