能登半島地震で2週間孤立「舳倉島」

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地震と津波で甚大な被害を受けた輪島市の舳倉島から、自衛隊ヘリで市街地へ運ばれた住民ら(2024年1月14日、輪島市で)=関口寛人撮影

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離島で2週間孤立の3人を自衛隊ヘリが救助、電気・水道・電話使えず「やっとヘリが来てくれた」

上の記事は、読売新聞の記事です。2024年1月1日に能登半島を襲った能登半島地震では、石川県輪島周辺が甚大な被害を被り、240人以上が亡くなりました。輪島市に属する「舳倉島」は、電気、水道、電話が使えず孤立しました。普段は市街地と島を結ぶ定期船があるのですが、海底の隆起などで欠航。再開見通しは立っていません。男性の自宅は津波で床上浸水し、妻(56)と高台に避難し、2週間を車の中や診療所などで、非常食を食べてしのいだと言います。2週間後やっと自衛隊ヘリが救助に向かうことができ、その島から動けなかった3人を救助しました。


舳倉島とはどういう島なのでしょうか

舳倉島は、石川県輪島の北方約48キロメートルの海上に浮かぶ、溶岩が冷え固まってできたとされる島で、東西に2キロメートル、南北に1キロメートル、面積は60ヘクタールあります。1000~1700年前の火山活動でできたと言われています。海面から12.5メートルの丘が海面から一番高い場所です。2時間もあれば島を一周することができます。本島は対馬海流(暖流)に直接洗われる為年間通じて比較的温暖な海洋性気候です。

舳倉島の魅力①好漁業

好漁場であることから島渡りの歴史は古く、弥生時代~奈良時代にかけ「シラスナ遺跡」、「深湾洞遺跡」
当時の製造具などの土師器片、須恵器片や、食糧となった魚介類、アシカの骨が出土しています。石垣に囲われた社(やしろ)をはじめ、築島や竜神池にまつわる伝説、海女たちの厳しい生活など、島には特有の雰囲気が溢れています。

舳倉島の魅力②渡鳥の楽園

舳倉島では、世界中のあらゆるところから渡り鳥が休息に訪れます。暖流と寒流の融合する海産資源も豊富で、周囲の環境は日本有数の渡り鳥のオアシスです。四季を通して様々な鳥たちを見ることができ、これまでに約300種類の野鳥が記録されています。昭和43年には能登半島指定国定公園に指定され、優れた自然環境と貴重な動植物の保全が図られてきました。

舳倉島の魅力③フィッシング

舳倉島と輪島港のほぼ中間には「七ツ島」と名付けられた、大島、狩父島、竜島、荒三子島、赤島、鳥帽子島、御厨島の7つの島が点在し、海鳥の生息地として貴重な自然環境を残しています。イシダイ、マダイ、クロダイ、ヒラマサ、ガンド、ヒラメ、メバルなどが釣れるポイントです。

所在地〒928-0072 石川県輪島市海士町(舳倉島)
お問い合わせ先輪島市観光課 電話番号0768-23-1146 FAX番号0768-23-1856
営業時間「希海(のぞみ)」乗船 1日1往復(85分)8/22~24は休航
9:00輪島発→10:25舳倉島着
15:00舳倉島発→16:25輪島着
11月1日~2月末は舳倉島14:00発
*現在欠航中
料金往復 大人4,600円 小人2,300円(クレジットカード不可)
アクセス車)・のと三井ICから輪島港まで約25分
→輪島港より海路 へぐら航路定期船「希海」で約85分アクセス
公共)・金沢駅より輪島特急バス乗車約2時間30分 輪島マリンタウン下車 徒歩20分
所要時間輪島港より定期船で85分 
島内1周約1時間
関連リンク公式サイト口コミサイト
備考へぐら航路 TEL0768-22-4381

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