〜呼ばれましたね、神様に〜絶対に見たい壱岐島の神社

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壱岐島には、150をこえる神社がありますが、中でも見どころのある神社を紹介していこうと思います。

九州の北西部に浮かぶ壱岐島は、『古事記』の国生み神話で、5番目に生まれた島とされています。明治末期には全国で神社合祀政策が行われましたが、離島であったことが幸いしてか、壱岐島には、神社庁に登録されているだけで150社以上、小さな社や祠も加えると1000を超え、日本で一番神社の密度が高い場所だと言われています。「元寇の侵略以降、で暮らす人たちの信仰心が強くなった」のが、神社が多い理由かもしれません。歴史的に重要な神社も多く鎮座していますが、いずれの神社も島の風景に溶け込んだ素朴な美しさを湛えており、“一村一社”であった神道の原風景がそのまま残っているような趣があります。

目次

壱岐を代表する神社「壱岐七社

壱岐ではお正月に七社巡りをする習慣があります。これは壱岐を支配していた平戸藩の藩主が特別に崇敬をした七つの神社があったことに由来すると言われています。
時計回りにまわるのが良いとされています。年の初めに豊作、大漁、家内安全、健康長寿を祈願して、七社参りを行ってみてはいかがでしょうか?

伝統と格式を誇る、壱岐神社の総帥「住吉神社」

路番号:風の路(5)
鎮座置:壱岐市芦辺町住吉東触470-1
御祭神:底筒男神・中筒男神・表筒男神・八千戈神
例祭日:4月第2日曜 春大祭 神幸・大神楽 11月第2日曜 例祭 神幸・大神楽 12月20日 奉賛 大大神楽

1841年(明治4)に国弊中社に列格し、壱岐で唯一の官社となった「住吉神社」。大阪の住吉大社をはじめ、下関、福岡の住吉神社と並び「日本四大住吉」と称されるほど有名です。平安から室町時代の貴重な文化財が多数保存され、境内の神池からは、非常に貴重な神鏡17面が発見されています。
毎年12月には「壱岐神楽」のフィナーレを飾る大大神楽が奉納され、700年の歴史を持つ国の重要無形文化財を見に、たくさんの観光客が訪れます。
また境内の「夫婦クスノキ」を男性は左回り、女性は右回りに回ると良縁に恵まれると言われています。

★住吉神社の社務所で御朱印を頂けます。住吉神社は冬の大大神楽の開催場所でもあり、宮司さんはお祭りや神楽などの神事でご不在の場合がございます。御朱印を頂く際には事前にお電話で予約し住吉神社でお受け取り下さい。※宮司さんのご都合によりお受けできない場合がございます。

本宮八幡神社

本宮八幡神社-1
路番号:壱岐島四十二社巡り 里の路(28)
鎮座置:壱岐市勝本町本宮西触1437-1
御祭神:住吉大神 外2柱の大神
例祭日:3月第1日曜 祈年祭 10月15日 例祭 神幸・大神楽 11月23日 新嘗祭 11月29日 神迎祭 大神楽

山頂へまっすぐ伸る、緑の木々に囲まれた参道を上りきると石灯龍が立ち、その上には鳥の像が置かれています。かつて捕鯨で栄えた勝本の人たちが、奉納した絵馬が多く残されています。

予め書いてある御朱印を置いています。お参りをした後に、300円をお納めいただき、お持ち帰りください。
※宮司さんのご都合によりお受けできない場合がございます。

神功皇后を祀る創建1300年以上の歴史深い神社「聖母宮」

聖母宮-1
路番号:里の路(29)
鎮座置:壱岐市勝本町勝本浦554-2
御祭神:息長足姫尊 外9柱
例祭日:1月17日 祈漁大神楽 大神楽 10月10日 例祭 神幸 10月13日 宵祭 大神楽 10月14日 例祭 神幸・大神楽 10月30日(旧暦)神迎祭 大神楽(旧暦に10月30日がない年は旧11月1日)

勝本町一帯を守護し、神功皇后を祀る創建1300年以上の歴史深い神社。「勝本」の地名は、もとは神功皇后が名付けた「風本(かざもと)」に由来しているといわれています。また神功皇后伝説の馬蹄石、文永の役元軍上陸の碑があります。文禄の役時に、加藤清正は表門とお社まわりの石垣を寄進。肥前鍋島直茂は裏門を寄進、家紋が彫刻されています。境内には、パラオから寄進された巨大なシャコガイの手水鉢があります。

★聖母宮の社務所で御朱印を頂けます。聖母宮は壱岐市内でも歴史のある神社で、宮司さんはお祭りや神楽など神事でご不在の場合がございます。御朱印を頂く際には事前にお電話で予約しお受け取り下さい。
※宮司さんのご都合によりお受けできない場合がございます。

拝殿に彫られた表情豊かな動物「箱崎八幡神社」

箱崎八幡神社-1
路番号:風の路(7)
鎮座置:壱岐市芦辺町箱崎釘ノ尾触1294
御祭神:豊玉毘古命をはじめ9柱の大神
例祭日:8月22日 宵祭 小神楽 8月23日(旧暦)例祭 神幸・大神楽 10月29日(旧暦)神迎祭 大神楽

旧号を「海裏神社」「海裏八幡宮」と称し、壱岐における捕鯨業の始まりを知る貴重な資料となっている。一の鳥居をくぐり、二の鳥居にむかう左側に桃のかたちをした手水鉢がある。朱色の拝殿を見上げると、象や鳩など表情豊かな動物の彫物が見られる。

★箱崎八幡神社は男嶽神社の社務所で御朱印を頂けます。御朱印を頂く際には事前にお電話で予約し男嶽神社でお受け取り下さい。
※宮司さんのご都合によりお受けできない場合がございます。

3つの願掛け鳥居「國片主神社」

國片主神社-1
路番号:風の路(6)
鎮座置:壱岐市芦辺町国分東触766-4
御祭神:少彦名命・菅贈相國
例祭日:8月25日(旧暦)例祭 神幸・大神楽 11月25日 神迎祭 大神楽

少彦名命(一寸法師)が祀られている神社。境内には「願掛け鳥居」という小さな鳥居が3つあり、ここをくぐって祈願する習わしがあります。まわすと運が上がると言われてる、招き猫が人気。菅原道真も祭られており「国分天満宮」とも称されています。

★國片主神社は最寄りの月讀神社の社務所で御朱印を頂けます。
※宮司さんのご都合によりお受けできない場合がございます。

かつて壱岐國一の宮「興神社」

興神社-1
路番号:風の路(4)
鎮座置:壱岐市芦辺町湯岳興触676-1
御祭神:帶仲彦天皇 外6柱
例祭日:4月13日 大祭 神幸・大神楽 11月13日 新嘗祭 小神楽

嵯峨天皇弘仁2年(811)の草創した神社。社記によると、付近の地名は興といい、壱岐国府があったと考えられており、かつて壱岐國一の宮でした。

★予め書いてある御朱印を置いています。お参りをした後に、300円をお納めいただき、お持ち帰りください。
※宮司さんのご都合によりお受けできない場合がございます。

巨大な鳥居が目を引く「白沙八幡神社」

白沙八幡神社-1

路番号:海の路(13)
鎮座置:壱岐市石田町筒城仲触1012
御祭神:應神天皇 外6柱
例祭日:2月11日 祈年祭 11月15日 例祭 神幸・大神楽 11月24日 新嘗祭

巨大な鳥居が目印の白沙八幡神社は、壱岐随一のビーチ「筒城浜」の近くにあり壱岐七社のひとつです。
鳥居の額の左右には、八幡神の使いである鳩が鎮座しており、鬱蒼とした神社の森は、県指定の天然記念物となっています。江戸時代に平戸藩主・第29代松浦鎮信が三十六歌仙の板絵を奉納したことでも知られています。(別の場所で保存)現在は拝殿に飾ってある板絵は明治の中期に社掌吉野鞆千代(尚盛)によって描かれたものです。

★宮司さんは常駐していません。御朱印を頂く際には事前にお電話で予約し白沙八幡神社でお受け取り下さい。宮司さんは海神社を兼務しています。
※宮司さんのご都合によりお受けできない場合がございます。

壱岐の誇る個性的な神社

小島神社(エリアa)

フランスの有名なモンサンミッシェルのように海に浮かぶ神社です。小島神社へは、干潮時にしか渡れないので、時間帯を見計らって行く必要があります。壱岐島の潮見表を見る

潮が満ちて渡れなくなって残念な小島神社↓

はらほげ地蔵(エリアa)

“海女の里“として知られる八幡浦の海中に祀られている「はらほげ地蔵」。満潮になると胸まで海に浸かるお地蔵さん、その姿には哀愁が漂います。6体あるお地蔵さんは六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天)における苦しみや悩みから救ってくれると言われ、 地元では遭難した海女さんや鯨の供養のために祀られていると伝わります。ちなみに「はらほげ地蔵」の名前の由来は「お地蔵さんの腹が丸くえぐられているため!」とされています。

龍蛇神神社(少弐公園)(エリアb)

少弐公園というゴルフ場のような景観の公園を海に向かって歩くと、龍蛇神神社の小さな祠があります。断崖絶壁で海に面しており、景観が美しいです。

海岸に落ちている石はどれも薄べったいのが特徴的でした。

男獄神社(石猿群)(エリアc)

壱岐島の神社の中で一番おすすめの神社です。壱岐島は神社多すぎるのと、神主さんが少ないので、複数の神主さんを兼任していることが多いです。男獄神社では、女獄神社と月読神社の御朱印を併せてもらうことができました。右に女獄神社、左に男獄神社の御朱印がスタンダードなようです。御朱印は一つ500円のところが多いです。

壱岐島は、猿岩があるからか、猿田彦神にまつわる神社が多く、男岳神社も、猿田彦神を祀った神社です。「猿田彦神」は「邇邇芸命」(ににぎのみこと)が、天降りするとき、葦原の中つ国まで案内した道案内の神様です。対する女獄神社は、猿田彦命の妻の天鈿女命を祀っています。

猿というより天狗のような面構えの猿田彦神

男獄神社の社近くまで来るまで上がっていけるのがとても便利です。たくさんの猿の像が並んでいるのも圧巻でインスタ映えです。

敷地内にはカフェもありました。また、展望台もとても見晴らしがいいのでおすすめです。

見晴らし台からダムが見えたので行ってみました。欄干に猿の像が載っていてかわいいです。女獄神社は、道のりがわかりにくいのでおすすめしません。近くには、酒を飲んでいる猿の家族の像があるので、酒飲みの人は必ず写真を撮りましょう!

月讀神社(エリアf)

月讀神社は、生命の誕生(安産、健康、病気平癒)や漁業の繁栄(航海安全、大漁)、農業の誕生(自然界では旧暦の暦と共にある)、商売繁盛にご利益があるとも言われています。森の中にひっそりと佇み、神秘的な雰囲気があります。

10時から17時までは基本的にお守りや御朱印を社務所で頂くことができます。宮司さんは国片主神

、覩上神社、熊野神社も兼務されています。

海神社(エリアj)

海神社は延宝4年、橘三喜がカミジヤマを海神山と間違えて山中の小祠を式内社「海神社」として祀ったと言われている神社です。読み方は「カイジンジャ」です。海神社のご祭神は「豊玉彦命」(とよたまのみこと)、「豊玉姫命」(とよたまひめのみこと)です。

この神社は海神社と言えど、山中にあります。わずかですが参道の右側あたりから湧き水も湧いていて澄んだ雰囲気を漂わせている雰囲気です。

近くに筒城浜大浜海水浴場もあるので、ビーチが好きな人はぜひ寄ってみてください。

筒城浜

塞神社(エリアi)

もろにアレが祀られている神社です。郷ノ浦港の近くにあるので、レンタカーを返却した後にでも寄ることができます。

天岩戸の神話で天照大神(アマテラスオオミカミ)を大胆な舞で誘い出した女神・天鈿女命(アメノウズメノミコト)が、のちに男神・猿田彦命(サルタヒコノミコト)と結ばれて、一体神になった猿女命(サルメノミコト)が祀られています。その逸話から良縁、安産、夫婦和合、性の病、子どもの守護などの祈願に訪れる人が多く、社殿にも男女の営みに関するものがたくさん奉納されています。拝殿脇にある巨大な男性シンボルと石像の御神体は、夕方になると明るく照らされて神々しい輝きを放ちます。

★塞神社の御朱印は國津意加美神社の社務所で頂けます。宮司さんは常駐していません。御朱印を頂く際には事前にお電話で予約しお受け取り下さい。

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