魚との引き合いが堪らないと、趣味にしている人が多い釣り。磯釣り船釣り問わず、根がかりを経験した人は多いのではないのでしょうか。私もルアーが何度も根がかりしたこともありました。
釣りはしない方でもシュノーケリングやダイビングなどで岩に引っかかった釣り糸を見たことがある人もいるはずです。私は、釣り糸が引っかかったウミガメを救出したことがあります。
環境が破壊されれば、魚を釣ることはできなくなります。自然で遊ぶのに、環境破壊はしたくないですよね?今は、環境に優しいSDGsなルアーやオモリなどの釣具が開発されています。
目次
SDGsな釣具①生分解性ルアー「エコギアアクア」
プラスチック製が主流で、根掛かりなどで水中に放置されやすいルアー(疑似餌)は、生分解性素材の製品が登場!水中に残っても、微生物が水と二酸化炭素に分解してくれます。
埼玉県桶川市のメーカー「ウエルエフ」が2009年から展開する「エコギアアクア」シリーズもその一つ。東京海洋大との共同実験で、海水中では全長8cmの虫形ルアーが4年ほどで完全になくなります。魚が間違えて食べても、体外に排出されて影響はありません。


SDGsな釣具②鉛を使わないオモリ「ボーズレス」



鉛は安くて加工しやすい半面、有害物質が溶け出すことが問題となっているため、ほとんどが鉛製だった重りは鉄や亜鉛、すず製などになってきています。愛知県清須市のメーカー「ボーズレス」はレアメタル(希少金属)のタングステン製の重りを兼ねたルアーを開発。ボーズレスの公式HPはこちら。
ボーズレスの特徴①スモールシルエット

タングステンの比重は鉛の1.6倍。スモールシルエットのタングステンが、小魚を捕食するターゲットの食い気を誘います。タイなどの大物が好む小魚に似せた形にできます。
ボーズレスの特徴②フォールスピード
一般的に流通するメタルジグの素材の中で一番重いということは、沈む速度も最速。潮が速い、いち早く底取りしたいといった時にも力を発揮します。
ボーズレスの特徴③飛距離
水中はもちろん空中でも高比重のタングステンが活かされます。キャスティングの際は風の影響を受けにくく、飛距離の欲しいショアジギングにも最適です。
SDGsな釣具③エコオモリ
実際、漁礁周りなど根の荒いポイントでは、根掛かる人は1日に5個以上という事もザラにあります。仮に1日で一人30号(112.50g)×5個根掛かりすると、562.5gの鉛を釣り場に残してしまいます。そう考えると恐ろしいですよね。鉄のオモリは、自然に分解されることはありませんが、鉛のように有害な物質を出すことはありません。
SDGsな釣具④鉄のオモリ「ワンダーⅠ」

一般の形状は46.4秒に対して、ワンダーⅠは27.0秒!オモリを速く沈降させるには、「垂直」になるのが条件です。「ワンダーⅠ」は、鉛より速く真っ直ぐに沈む鉄のオモリ。鋳鉄の比重7.2・鉛の比重は11.0ですが、この比重の差を流体解析と実験を徹底的に繰り返し、速く沈ませるための物理的条件をつきとめました。
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SDGsな釣具⑤糸くずワインダー
コンパクトサイズの糸クズ巻き取り器です。スリットから糸クズを入れて、ワインダーを矢印方向に回すだけ!回収後の糸クズも簡単につまみ出して廃棄できます。

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