ウェリントン湾に浮かぶ無人島サムズ島は、ニュージーランドの固有種の鳥が数多く生息する鳥の楽園でした。
目次
サムズ島ってどんな島?
サムズ島は、ウェリントン湾に浮かぶ小さな島で、鳥の楽園になっています。ニュージーランドの固有種の鳥が数多く生息しており、バードウォッチングの観光客で賑わいます。
サムズ島へのアクセス
サムズ島は、ニュージーランドの首都ウェリントンかにあるクイーンズワーフから船で20分のところにある無人島です。「East By West」という会社が運行しており、往復で15ドルです。1日に3本ほど運行しているのですが、平日と週末で運行時間が違うので注意してください。船と港は3箇所にあり、看板にどの時間にどこからどこへの船が出るかが書かれているのでそれを参考にするといいです。たまに情報が更新されていなかったりするので、チケットを買うときにどこから船が出るかを聞いておくと安心です。小さな船なので、出港の5分くらい前から乗船できます。船は、2階席もあるので天気の良い穏やかな日にはおすすめです。ジェット船なので揺れも少なく、時間も短いので船酔いの心配はそほとんどありません。
サムズ島での観光時間
サムズ島にはいくつか遊歩道があるのですが、最も長い遊歩道でも所要時間は75分です。全ての道を歩いても4時間あれば余裕で歩けます。私は、9:15の船で出港し、12:25の船で戻りました。本格的にカメラで鳥を撮りたい、という場合にはもっと時間は必要かもしれませんが、一般的には3~4時間の所要時間で十分だと思います。私はチケットを購入する際に14:25の船で帰ってくる、と伝えましたが帰りの船の乗船時に時間を早めて帰ることにすると伝えると、何の問題もなく1本前の船に乗船して帰ることができました。キャンプ用品を持っていれば、事前に申請するとキャンプ宿泊をすることもできます。
サムズ島の観光ポイント
サムズ島のパンフレットの表紙にも採用されているマオリ族の紋様が彫られた門は有名です。この門の手前に小さな小屋があり、この小屋の中でこの島がいかに自然保護の観点から貴重であるかという簡単なレクチャーがあります。それが終わると、靴などに着いた泥を払ってから遊歩道へと向かうことができます。
戦跡
サムズ島には、第二次世界大戦の際に重要拠点の一つとして作られ要塞が残っています。この要塞は使われることはなかったそうです。今では、島内で羊を飼育しているため羊のフンだらけです。歩く時には注意してください。
展望台
サムズ島には展望台が数カ所設けられており、ウェリントンの街や綺麗な海を眺めることができ、見晴らしは最高です。気に入った場所でお昼ご飯やおやつを食べましょう!ベンチも至る所に設置されています。私のおすすめは、Southern Lookoutです。右手に灯台が見え、正面にはウェリントンの街並み、左手にはアーチ状になった岩も見え、そこにカモメが飛び交い最高の景色です。もちろんここにもベンチがあります。
バードウォッチング
サムズ島の一番の見どころはバードウォッチングです。私が見かけたのは、ファンテイル、トゥイ、キングフィッシャー(カワセミ)、そして頭の赤いオウムカカリキです。バードウォッチングのコツは、できるだけゆっくり歩いて、少しの物音や鳴き声に気づくことです。島を注意深く巡っていれば、何度もこれらの鳥たちに出会えるはずです。また、日当たりの良い場所を注意深く見ながら歩けば、日向ぼっこをしているトカゲたちも見るかもしれません。