日本百名山の一番目である利尻島にある利尻山に登ってきました。北海道の銘菓である「白い恋人」のパッケージのデザインにもなっている利尻山は、利尻島のシンボルでもあります。
町から見上げる利尻山も綺麗ですが、登山途中にはっきりと見える山頂はまさに絶景でした。
利尻山は標高1721mで、登頂ルートは鴛泊ルートと沓形ルートの2つがあります。
鴛泊ルートは3合目から、沓形ルートは5合目から登ることができます。
沓形ルートの方が、標高の高いところからスタートできますが、難易度は沓形の方が難易度が高いです。しっかりと装備を整えて登る必要があります。
9合目から鴛泊ルートと沓形ルートが合流するのですが、火山灰やコロコロした小さい軽石でとても滑りやすく足元には注意が必要です。登山ルートの端も所々土砂崩れの跡があり、いつ入山が禁止となるか分からない山です。
目次
鴛泊ルートを踏破
沓形ルートは、まだ雪が残っている箇所があり、きちんとした靴でないと危険が予想されたので、今回は鴛泊ルートの往復で利尻山にアタックすることにしました。
鴛泊の登山口は、利尻北麓野営場にあります。ここでテントを立ててキャンプすることもできます。トイレや炊飯場もあります。
キャンプをする場合は、利尻山はかなり冷えるので防寒対策はしっかりしてください。
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今年のシーズンの最初の方は、ルートがわかりにくい場所があったのですが、整備され、迷いやすいようなところはありませんでした。(登頂日2020/6/24)
鴛泊ルートからの登山は、3合目からで、270mからです。ここから往復10〜12時間の日帰り登山が始まります。3合目には甘露泉水という水汲み場があるのでここで水分は補給しておきましょう。
2ℓは水分があったほうがいいです。わたしは曇りの日に登山し、500mlのペットボトルを5本用意し、4本飲みきりでちょうど良かったです。最高気温は18度くらいでした。
いろはすの水3本、アクエリアス2本を用意しました。いろはすのペットボトルのいいところは、飲み終わった後、コンパクトにできるところです。
このようにきちんと今何合目だよ〜という標識が立っているので、休憩の目安にしてください。私は写真を撮りながらゆっくり登って4.5時間で登頂しました。5:30から登頂しています。
こんな感じの軽装備です。靴はKEENのUNEEKというサンダル(はっきり言って、結構滑りました)、
ユニクロのヒートテックにお土産で買った2000円くらいのTシャツにカメラ用バッグを背負っています。サングラスはベトナムで300円で買ったやつですww
カバンにはスキーの時に着れるミドラーが入っていますが、着ることはありませんでした。ミドラーはスキーウェアより薄手で、防寒・防水なのでアウトドアには結構重宝しています。
6合目の写真がなかったw登山道は、このように結構草が生い茂っていて、ウルシもあるので、暑くても長袖を着ていた方が安心です。ウルシは触ってしまうと、かぶれるので無闇やたらと植物は触らないようにしましょう。虫も多いですが、刺されたりすることはありませんでした。
8合目が一番景色が綺麗です。7~8合目までの登山道は大きな岩を登るルートになっていて、足が短い私にはかなり厳しいルートでした。グラグラ動く石もあったので、しっかりとしたルートを見極めて登る必要があります。
9合目まで来たらあとは少し!足元が砂利になっていて滑りやすいですが、厳しい道のりではありません。滑らないように一歩ずつ慎重に進んでください。
そして登頂!!山頂には、小さな社がありました。航海にまつわるようで、船のプロペラが祀られてありました。山頂で持参したおにぎりを食べました(おそらく1合分…。せっかく運動したのに痩せない)。利尻島ではコンビニは24時間開いていないので、必要な物資は前日に用意しておきましょう。
山頂からは、礼文島、北海道本島が見えます。天気がいいと、稚内の脇の方に、ロシア領土である樺太(サハリン)も見えます!
利尻山は標高が高いので、道中ガスってくることがありますが、また晴れてくることもあるので諦めないでください!ただガスってくると急激に冷気がくるので防寒対策は必ず持っていきましょう。
利尻山の道中には携帯トイレを使用できる小屋があります。一旦登り始めると普通のトイレはありません。麓で携帯トイレは350円で販売していましたので、携帯しておきましょう。10〜12時間の登山ですからおそらくどこかで催すことでしょう・・・。
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利尻山登山コースの紹介
利尻山登山コース①ゆったりのんびり鴛泊コース
利尻島に行ったからには、利尻山に登山したいという人は、「利尻自然ガイドサービス」に申し込むのもおすすめです。ゆっくりとしたペースで、経験豊富なガイドだけが知っている高山植物の秘密のポイントなど、利尻山を満喫できます。
利尻山登山コース②登山好きにはおすすめ!利尻山縦走コース
こちらのページからは、利尻山縦走ツアーに申し込めます。登りは鴛泊コース、下りは沓形コースでの利尻山登山です。沓形コースは、使う人が少ないので、花の種類や数がとても多いです。三眺山からの絶景は見逃せません。山頂やローソク岩、仙法志陵の荒々しい山の表情も見所です。往復11kmを超え、道のりも険しいので、体力に自信のある人におすすめの登山コースです。
利尻山登山コース③利尻山中泊で利尻山でしか見れない絶景登山
利尻山中で宿泊するプランです。利尻山は、360度を海に囲まれているため、夜は、目線の高さでまるでプラネタリウムのような満天の星空を見ることができます。水平線に沈んでいく夕陽、そして水平線から流れ、水平線へ消えていく流れ星・・・。最後にはオホーツク海からゆっくり登ってくるご来光を眺めることができます。北の離島でみることのできる最高の絶景です。
利尻山登山の見所
利尻山の見所はなんといっても高山植物と鳥です。
利尻山登山の見どころ①高山植物
利尻山は緯度と標高が高く、利尻島でしか見れない珍しい植物がたくさん生えています。
▼チシマフウロ
▼チングルマ
⬇︎
▼ボタンキンバイソウ(国内では利尻山でしか見れない花)
▼イワベンケイ
▼キバナシャクナゲ?
▼ウコンウツギ(内側のオレンジ色の斑点は、受粉が完了すると赤くなります)
▼調べても植物の名前がわからなかったので、わかる人教えてください…
▼エゾノハクサンイチゲ
▼マイヅルソウ
▼オニシモツケ
▼クルマバソウ
▼ツマトリソウ
▼コミヤマカタバミ(真ん中に線の入ったハート型の3枚の葉が特徴)
▼エゾコザクラ
▼ミヤマアズマギク
▼シラゲキクバクワガタ(砂礫地でたくましく咲く)
▼ハクサンチドリ
▼エゾカンゾウ
▼ザゼンソウ(姫沼にたくさん咲いています)
▼エゾノシシウド?エゾヤマゼンゴ?
利尻出身の写真家 渡辺敏哉さんが監修した本です。利尻山登山の参考にもなり、利尻山のどの辺りにどんな植物が咲いているのかも載っており、とてもわかりやすいです。
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利尻山登山の見どころ②バードウォッチング
利尻島の大半が森に覆われているため、野鳥天国になっています。双眼鏡を持っていくことをおすすめします♪
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クマゲラやアカゲラなどのキツツキも!
▼クマゲラ
▼アカゲラ
シマリスも生息しており、草むらがカサカサしていたら、シマリスかも?!どこにいるかわかるかな?
利尻山登山の見どころ③途中に見える利尻山頂
町から見える山頂はどうしても空気の層があるため靄がかかってしまいますが、山道の道中からは鮮やかな緑に覆われた山頂がはっきりくっきりと見ることができます。緑と所々にある残雪がとても美しいです。