昔ながらの集落が残る島・マニアックな奄美群島「加計呂麻島」

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目次

加計呂麻島ってどんな島?

加計呂麻島は、奄美群島の最南端の島です。人口は1200人ほどですが、30もの集落があり、昔ながらの奄美のシマ(集落)の風景が色濃く残っています。

中でも、島の西側にある集落、須子茂(すこも)集落は「第3回 かごしま・人・まちデザイン賞」景観づくり部門優秀賞を受賞した集落で、奄美に古くから伝わる祭祀にまつわる建築物が今も残り、きちんと刈り込まれている生垣が美しい集落です。

諸鈍シバヤと呼ばれている旧暦の9月9日(クガツクンチ)に諸鈍の大神社で行われる、 紙の仮面をかぶって踊るユニークな芝居も見逃せません。 国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

加計呂麻島へのアクセス

瀬相港:https://www.kagoshima-kankou.com/course/51622/

加計呂麻島へのアクセスは、奄美大島(古仁屋港)を経由する方法しかありません。奄美大島から加計呂麻島(瀬相港・生間港)へ渡る方法は、町営定期フェリーの「フェリーかけろま」か、海上タクシーの2つの選択肢があります。「フェリーかけろま」は、古仁屋港にある「せとうち海の駅」で切符を購入することができ、別料金を払えば自動車を積載することもできます。天候や季節の行事などでスケジュールが変更になることもあるので、心配な場合は瀬戸内町船舶交通係、または各待合所へ事前に問い合わせましょう。

フェリーかけろま時刻表(PDF:164KB)

町営の「フェリーかけろま」と海上タクシーはいずれも時間が決まっているので、「奄美せとうち観光協会」の時刻表を参考にしてください。運賃も確認できます。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット

加計呂麻島のおすすめ観光スポット①青の洞窟

加計呂麻島の瀬戸内町には青の洞窟があり、シュノーケルなどでガイドの方と一緒に探検することができます。潮の満ち引きと太陽の光が織りなす絶景は、一度は見に行ってみたいものですよね。加計呂麻島へ行った際は、ぜひ天気のいい日に青の洞窟を訪れてみてください。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット②西阿室
https://amamikke.com/3378/

西阿室集落は、加計呂麻島に30ある集落の中で、2番目に大きい集落です。西阿室の大きな特徴は、海にそびえたつ大きな立神(たちがみ)です。立神とは、島の沖に浮かぶ小島のことで、海の彼方にある理想郷・ニライカナイから神さまが来て最初に立ち寄る場所だとして大切にされてきました。立神には、はしごがかかっており、釣りをすることもできます。ここからは与路島、徳之島も望めます。

ビーチにはシャワーやトイレも完備されていて、運が良ければウミガメがいることも!?夕日が綺麗なことでも有名です。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット③製糖工場の見学
https://www.instagram.com/p/B7V0yUcDdRy/

フェリーが発着する瀬相港から車で約20分の距離、島の南側の佐知克(さちゆき)集落にはかつて多くの製糖工場がありました。そんな加計呂麻島の製糖工場の中でも観光客に人気なのが、西田製糖工場です。純黒糖にこだわった昔ながらの製糖工場で、近くの売店では袋詰めされた黒糖をはじめ、もちもちとした食感が楽しめる「もち糖」、さとうきびの絞り汁からできる「きび酢」など、お土産にぴったりのアイテムが手に入ります。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット④於斉のガジュマル
https://www.instagram.com/p/CHNm1C3nPCb/

瀬相から車で約10分の距離にある於斉(おさい)集落。そこには、迫力満点のとても大きなガジュマルの木が生えています。 大きな木の陰で涼んでみたり、ロープをブランコにして遊ぶこともできます。車で30分ほどのところには、観光客が比較的少ない穴場ビーチ「須子茂海岸」もあるので、ドライブやビーチ散策もおすすめです。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑤諸鈍デイゴ並木
https://www.kagoshima-kankou.com/course/51622/

諸鈍長浜の海沿いには諸鈍デイゴ並木という並木道が続いていて、樹齢300年以上ともいわれている木々は壮観です。毎年5月~6月ごろには真っ赤な花が咲きますが、その花を見ることができる期間はわずか1週間という短さ。この時期に訪れる方は、貴重なデイゴの花をぜひ見に行ってみてください。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑥実久ビーチ/実久海岸
https://www.tabirai.net/sightseeing/feature/experience112.aspx

加計呂麻島の北西部に位置する実久さねく集落にある海岸・実久ビーチは、遠浅の海岸と白い砂浜が長く続く実久ビーチは、加計呂麻島屈指の美しさを誇り、加計呂麻島を代表する美しい海岸です。その青さは、“実久ブルー”とも呼ばれ、訪れた人を魅了します。

ビーチ前には「はまのお店」というマリンアクティビティ を楽しめる道具をレンタルしてくれるお店もあり、海水浴やバーベキュー・キャンプなどを楽しむことができます。「はまのお店」では、ランチや軽食もあるので1日中、実久ビーチで遊べます。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑦須子茂(すこも)集落の祭祀関連跡

島の西側にある須子茂(すこも)集落は、「第3回 かごしま・人・まちデザイン賞」景観づくり部門優秀賞を受賞した集落で、祭祀関連の建物が今でも残り、大切にされています。須子茂集落では、オボツカグラと呼ばれる天空から訪れる神々と海の彼方のネリヤカナヤ(ニライカナイ)から訪れる神によって豊穣と繁栄がもたらされると信じられていました。祭事を司っていたノロと呼ばれる女性たちは、カミミチという道を通り、ミャーで祭祀を行い、そして、海のかなたの聖地、ネリヤカナヤに向かって祈りを捧げたと言います。

アシャゲ:https://amamikke.com/7348/

集落の中心には、ミャーと呼ばれる広場があり、ミャーの中には、土俵と、アシャゲと呼ばれる五穀豊穣を祈る場所があります。

トネヤ:https://amamikke.com/7348/

また、トネヤと呼ばれる祭祀をつかさどる場所があり、「アシャゲ」「トネヤ」は、どちらもかつては各集落にありました。須子茂はそれらが集落内に二か所、ほぼ昔の姿で残されている点で注目を集めています。

アシャゲの横には、集落の守り神・イビガナシが鎮座されています。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑧スリ浜
https://www.kakeroma-welcome.com/beach/135.html

透明度が高く、とても美しいビーチが広がるスリ浜。 海上タクシーでも直接行けます。シュノーケリングにもってこいのビーチです。のんびり島の海を満喫できます。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑨アクセサリー工房asivigocoro

嘉入集落のゲストハウスKamudyの中にある「アクセサリー工房asivigocoro」では、島の貝や魚のヒレ、大島紬を使ったオールハンドメイドのアクセサリーを販売しています。天然のものを使用しているので、ひとつ一つ形や柄が違います。自分でオリジナルのアクセサリーを作るワークショップも行なっています。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑩武名ガジュマル
https://www.instagram.com/p/Bo46o4zl0FI/
加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑪徳浜のライオン岩

加計呂麻島東部の小さな集落にあるビーチで、外洋に面しており、水平線を眺めていると地球が丸いことを実感できます。ウミガメが産卵に来ることもある美しい海岸は、星の砂や太陽の砂も見つけることができ、サンゴや貝殻、シーグラスもいっぱいあります。左手には、徳浜名物「ライオン岩」もあります。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑫安脚場(あんきゃば)展望台
https://www.instagram.com/p/B9B58d0gaiC/

安脚場展望台は、加計呂麻島の東側、大島海峡の太平洋側にあり、「金子手先展望台」とも呼ばれたりします。戦時中に大島海峡に潜水艦の侵入を防ぐため、防潜網並びに機雷等を敷設、潜水艦の侵入を監視していました。敵船が侵入してきた場合は、機雷を爆破させる役割もあり、金子手先防備衛所や弾薬庫等が残っています。見張り台だとは気づかれないようにカモフラージュの工夫が施されています。奄美大島本島の西南側の展望台には車崎展望台があり、そこは戦時中、東シナ海側から大島海峡に入り込んでくる潜水艦や軍艦などの船舶の見張り台でした。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑬震洋隊基地跡地・島尾敏雄の文学碑

瀬相港と押角集落の間に、第二次世界大戦のときの特攻部隊である震洋隊の基地跡が残っています。震洋(しんよう)とは、ひとり乗り、もしくは二人乗りの小型のモーターボートの艇首に炸薬を搭載し、敵艦船に向かって全速力で衝突、自爆する部隊のことで、ここ加計呂麻島にもいくつかの部隊が配置されました。

後に小説家となる島尾敏雄が率いる第十八震洋隊は、この地で命令を待ちましたが、結局出撃せずに終戦。いつ自分に死の命令が下るか分からない、そんな生と死のぎりぎりの狭間に置かれた経験は、島尾敏雄が小説家として開花するためになくてはならない経験だったのかもしれません。島尾敏雄が亡くなった後、この場所に彼の文学碑が建てられました。

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加計呂麻島のおすすめ観光⑭渡連ビーチ

白いビーチが広がり透明度が高く、日陰や公衆シャワー・トイレもあるので海水浴に持ってこいです。海上タクシーで直接行くことができます。 夏にはマリンフェスタの会場にもなります。シーカヤックマラソンの加計呂麻側で最初のエイドステーションになります。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑮佐知克ビーチ

遠浅で透明度が高く、美しいビーチが目の前に広がる佐知克集落にあるビーチです。比較的観光客も少なく、トイレ・シャワー・更衣室完備も完備されており、お子様連れの海水浴にもぴったりです。

加計呂麻島のおすすめ観光スポット⑯展示・体験交流館
https://www.instagram.com/p/BPjBKw6gL7g/

展示・体験交流館には、諸鈍シバヤと呼ばれる村芝居の歴史が学べる展示のほか、夜光貝磨き、みつろうキャンドル作り、貝殻やサンゴを使ったオリジナルフォトフレーム作りなどのさまざまな体験コーナーがあります。家族や友達と一緒に体験しながら、自分だけの旅の思い出をお土産にしてみてはいかがでしょうか。

加計呂麻島のガイドマップをダウンロードする

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