小笠原諸島父島には、たくさんの登山コースがあります。小笠原諸島は、世界自然遺産に登録されており、保護するべき植物がたくさん植生しているので、登山道に入るには、入林パスが必要な場所もあります。
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中山峠〜ブタ海岸〜高山〜ジョンビーチへのアクセス方法
このルートへは、父島の南にある小港海岸から入ることができます。東京最南端のバス停が、入り口の目の前にあるので、バスでも行くことができます。車で行く場合は、USKコーヒー近くの駐車場に停める必要があり、入り口までは結構歩きます。バイクの場合は、小港海岸に停めることができるので、かなり楽です。
中山峠、ブタ海岸、高山、ジョンビーチにいく装備
それほどしっかりとした登山装備は必要ではありませんが、歩きやすいスニーカーを履いて行った方がいいです。島民の中にはギョサンで行く人もいますが…。高山への道は結構崩れやすい形状になっているので、靴裏が滑りにくいものになっている靴がおすすめです。ブタ海岸までは正直ギョサンでも大丈夫だと思います。水分は、夏なら2L、冬なら500ml〜1Lくらいは必要です。高山以降のルートだとお昼ご飯は持参した方がいいです。
①父島屈指の絶景ポイント「中山峠」(30分程度)
中山峠までは比較的気軽に行くことができ、街と小港海岸とコペペ海岸を見下ろすことができ、景色がとても綺麗なのでおすすめのポイントです。ベンチもあり、のんびりと景色を眺めることができます。中山峠の標高は100m程度です。
②真っ黒な砂が特徴の「ブタ海岸」(1時間程度)
中山峠から降りていくとブタ海岸にたどり着きます。黒い砂のビーチが特徴的です。ブタ海岸に入るところにはベンチがあり、休憩できます。
③標高208m「高山」(2時間程度)
ブタ海岸を左に歩いて行き、川を渡って少し左に行ったところに看板があり、ここからまた登山が再開します。
ここから少し本格的な登山になってきます。ブタ海岸からは1時間程度です。ブタ海岸から20分ほど上ったところで展望台があり、そこから高山登山ルートとジョンビーチに降りていくルートがあります。
高山の頂上の真下には、戦時中に使われていた高山展望台があります。木の段差が終わったところからロープを跨いでちょっとした小道に入ります。
④「ジョンビーチ」(3~3.5時間程度)
ジョンビーチは、高山の頂上を経由するルートと、高山の頂上を経由しないルートの二つのルートがあります。ジョンビーチまでの陸路は結構時間がかかるので、SUPやカヌーで来る人もいます。昔は、ジョンビーチからさらにジニービーチに至る道もありましたが、崩れてしまった上に誰も通らなくなり草が生い茂り、今は通れなくなってしまいました。