海洋ゴミを再利用したサステナブルなアイテム

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SDGsの実現を目指し、最近は“マイクロプラスチック”や“脱プラ”、”脱炭素”といったことばを耳にすることが増えました。世界的に海洋プラスチックごみへの問題意識が強まり、日本でも2020年7月からレジ袋の有料化が始まるなど、早急にプラスチックを減らす取り組みが必要とされています。プラスチックの消費を減らすことも大切ですが、これまでに海に捨てられた海洋ゴミを回収し、海を綺麗にするとともに、回収した海洋ゴミを再利用して、使えるように生まれ変わらせるサステナブルな活動が行われています。

目次

海洋ゴミのサステナブルアイテム①海洋プラから生まれた工芸品「buøy」

buøyは、浜辺で拾った色とりどりのプラスチックゴミを砕いてお皿にリメイクしているブランドです。

手にとった人は、ふつうのプラスチック製品と比べて「ごみの重さをずっしりと感じる」という人もいれば、逆に陶器やガラスだと思って手にとった人は「軽い!」と驚く人もいるといるそうです。

色鮮やかな《buøy》が作れるということは、それだけさまざまな種類の海洋ごみが捨てられていたということ。いつかはその模様がシンプルになって、製造できる数も少なくなっていくことこそが、このブランドに込められた願いだと言います。

「buøy」の公式サイトから、活動内容を知ることができます。

海洋ゴミのサステナブルアイテム②魚網を再利用したタワシ

海に捨てられた漁網(やむを得ない事情による紛失であれ、故意による投機であれ)は、ゴーストネット(廃網)と呼ばれ、海洋ゴミのうち約46%を占めると言われています。そのゴーストネットによって、10万匹以上のウミガメや海洋哺乳類、そして100万匹以上の海洋生物が被害を受けていると推定されています。魚網は耐久性のあるナイロンで作られることが多いため海中で微生物に分解されることはなく、ヒトが回収しない限り半永久的に海中に残ることになります。
またゴーストネットは魚の墓場とも呼ばれており、ゴーストネットなどに生物が絡まって死亡し 、その死骸が餌となってさらに次々と新たな生物を誘引してしまうゴーストフィッシング(幽霊漁業)の原因となっているからです。

長崎県橘湾で煮干原料用のカタクチイワシをまき網で漁獲している天洋丸船団が、使い古しの網の切れっぱしで、魚網タワシを作成しています。タオルもあったのですが、今は、タワシしか売られていないようです。

古い網の端切れは、漁師の間では汚れを落とすタワシとして重宝がられています。少しの洗剤で泡立ち、汚れがよく落ち、乾きやすく清潔です。大きな使い古しの網を使いやすいサイズにカット、洗浄・殺菌された漁師の「網エコたわし」です。使用する台所用洗剤は少なめでも大丈夫なので、洗剤の使用量も節約できます。使用後は、お湯でキレイに洗い、風通しの良いところに陰干しすることをおすすめします。料金も281円とお手頃です。

海洋ゴミのサステナブルアイテム③海のプラスチックゴミから作られたサングラス「オーシャン・クリーンアップ」

オーシャンクリーンアップのサングラスは、太平洋ゴミベルトのゴミを使って作られており、サングラスを1本作ると、フットボールの競技場約24個分相当のごみをきれいにできると推測されています。サングラスは、オーシャン・クリーンアップのウェブサイトのみから購入することができ、売上高の100%がクリーンアップ・ミッションの継続のために使われます。使い終わった後にそれぞれのパーツが簡単に分解、リサイクルできるようデザインされています。ポーチもプラスチックごみを運ぶのに使用されている袋をベースにしています。サングラスにはQRコードも付いていて、スキャンするとそのサングラスに使われているプラスチックごみについて、どこで回収されたものか、より詳しい情報が分かるようになっています。サングラスの価格は200ドルです。

サングラスの購入はこちらから(英語版)

http://www.anomiana.org/category/oceanglass/

日本の若狭湾で拾われたプラスチックゴミも、鯖江のメガネ技術を使って眼鏡フレームに生まれ変わっています。現在、東京・渋谷スクランブルスクエア14階の「haishop」のポップアップストアにて購入することもできます。

海洋ゴミのサステナブルアイテム④可愛いで地球を守る「solobon」

「solobon」は、岐阜県多治見市を拠点に海洋プラスチックを使ったアクセサリーを製作しているショップです。実際に浜辺で拾ったゴミから作っているため、世界でたった一つのアクセサリーです。ピアスやイヤリング、指輪、ピンバッジなどがあります。

色で選べたり、パーソナルカラーから選ぶこともできます。

「solobon」のSHOPホームページはこちら

海洋ゴミのサステナブルアイテム⑤魚網を溶かして作った手帳カバー「魚網手帳」

https://shop.sonohen.life/product/gyomo-techo/

オランダから始まったプラスチックリサイクルのオープンソースプロジェクト、PreciousPlasticのプロジェクトに日本で最初に加わったダイナミックラボが作成した「漁網手帳」。海岸に漂着した漁網と、廃材のエアパッキンを丁寧に重ね合わせ、低温でじっくりと溶着して作られています。漁網の糸が和紙の繊維のようで、和風の雰囲気を醸し出しているのがとてもおしゃれです。

ダイラボ通販で販売されているのですが、現在は在庫切れです…残念。

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