小笠原のトレッキングで見たい固有植物

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小笠原諸島は、世界自然遺産に登録され、東洋のガラパゴスとも呼ばれることがありますが、小笠原諸島が自然遺産に登録されているのは動物や魚ではなく、植物なんです。小笠原独特の生態系を作り、そしてその生態系を保持しているのが保全の対象であるとして世界自然遺産に登録されています。

東京の竹芝港から船で24時間かかる大陸から遠く離れた小笠原諸島の植物は、独自の生態系を持っています。受粉を行う蜂は小さく、数も少ないため、小笠原の植物の花は花弁が小さく、少しずつ咲かせることで長く咲いていることが特徴的です。

目次

小笠原の固有植物①タコノキ

日本で最も大きなフルーツコウモリ・オガサワラオオコウモリが大好きなタコの実がなる木です。タコの足のような根っこなので、タコノキと呼ばれています。

小笠原の固有植物②オガサワラアザミ

茎、葉ともに綿毛に覆われ、全株が白緑色です。根茎が山ゴボウに似て太く、戦時中は島民の食料になったと言います。

小笠原の固有植物③マルハチ

木の幹の模様が、丸の中に「八」の漢字が書いてあるように見えるので、マルハチと呼ばれています。とても可愛い模様で、熱帯っぽい葉でもあるので、私の好きな植物の一つです。

小笠原の固有植物④オガサワラビロウ

小笠原固有のヤシで、林に入ると普通に生えていて、「シュロ」とも呼ばれています。オガサワラビロウの葉は、海岸付近にある休憩所の屋根などにも利用されています。

小笠原の固有植物⑤オガサワラクチナシ
https://www.instagram.com/p/B_mW3GVDHhL/

5〜6月頃に花を咲かせます。6枚の白い花弁をもち、強い芳香を漂わせます。

小笠原の固有植物⑥ムニンヒメツバキ

小笠原・父島にはヒメツバキの森があるくらい人気の植物です。バラのような花が咲く木として島民に愛され、5〜6月に花を咲かせます。

小笠原の固有植物⑦ムニンデイゴ

島ではビーデビーデと呼ばれている木で、2〜3月に真っ赤な花をつけます。小笠原の春を告げる花として愛されています。

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わたしが週末に参加している野生生物を保護するボランティア団体「小笠原野生生物研究会」で発行している図鑑です。高価ではありますが、写真付きでたくさんの小笠原の植物を網羅しています。
小笠原の固有植物⑧ムニンノボタン
https://www.instagram.com/p/CDWLZiSp1BL/

新宿御苑の温室でも育てられているボタンです。

小笠原の固有植物⑨テリハハマボウ

父島のPAPA’Sの垣根にたくさん咲いているのがとっても綺麗です。ハイビスカスの仲間で、黄色のものとオレンジっぽいものがあり、ボタンのようにそのままの形で落ちるのが特徴です。

小笠原の固有植物⑩ヤロード

小さな花弁で、10月頃になるとレモンに似た黄色の実がなるのですが、残念ながら食べることはできません。

小笠原の固有植物⑪ハハジマトベラ
https://www.instagram.com/p/B5tXEwUAU7u/
小笠原の固有植物⑫シマホルトノキ

幹にコブがたくさんなるのが特徴で、母島で多く見ることができます。群生する花もとても綺麗です。

小笠原の固有植物⑬セキモンウライソウ
https://www.instagram.com/p/BjuMD5lnaIv/

母島の石門というエリアにしか生息してない植物です。「ウライ」は台湾北部の烏來(ウーライ)に由来しています。これは石灰岩地にだけ生えるちょっと変わった植物です。

小笠原の固有植物⑭セキモンノキ

母島の石門というエリアにしか生息してない植物です。目立たない木なので、ガイドさんに教えてもらわないと見逃してしまいそうな木です。3~4月に小さな可愛らしい花を咲かせます。

【番外編】グリーンペペ(ヤコウタケ)
http://www.tokyo-park.or.jp/nature/hachijo/creature/detail/0768.html

小笠原固有の植物ではないのですが、闇夜に光る小さなキノコはとても珍しく、可愛いので、一見の価値ありです。雨が降った2日後くらいに朽ちた木を探すと、生えています。とても小さいので、ナイトツアーに参加してここにあるよ、と教えてもらわないと自力で見つけるのはなかなか難しいです。夜明道路に多く、首無し金次郎像の対面にある林の中などにあります。小笠原の土地勘がある人でないとなかなか見つけられないでしょう。

一旦ライトで照らしてからライトを消して、キノコに蓄光させるとよく光ってくれます。キノコの胞子も光るので、朽ちた竹の中に胞子があると、まるでかぐや姫みたいに光ります。

意外と最新のiphoneでもとっても綺麗に撮れます。

グリーンぺぺを確実に見れるツアーガイドがあります!グリーンぺぺを自家栽培し、ペペランドを作り上げており、草をわけ入らないでも快適な環境でグリーンぺぺを観察できます。

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