
チチカカ湖に浮かぶ最大の島「太陽の島(イスラ・デル・ソル)」は、ボリビア領内にあるインカ帝国発祥の地と信じられている神聖な島です。標高約3,800mに位置し、高山病になる人も少なくありません。ラパス到着直後よりも、1〜2日高度に慣れてから訪れるのがおすすめです。
島内にはチンカナ遺跡などの貴重な遺跡や絶景が広がっています。 チチカカ湖の面積は琵琶湖の約12倍。まるで海のように広い湖のほぼ中央に太陽の島があります。チチカカ湖周辺で栽培が難しかったトウモロコシもここでは実ります。
標高が高く、日差しも強い過酷な自然環境下では植物も育たず、島全体は石や岩で覆われています。しかし、ボートが発着する東側を中心に、現在は約80世帯の島民が暮らしています。
北部の村から南部の村までは約3〜4時間のハイキングコースになっており、アンデスの山々と広大なチチカカ湖の絶景を満喫できます。
太陽の島を観光する場合の予算は、ボート代行き帰りで80、チケット北部南部合わせて25。合計105ボリで観光できます。
太陽の島へのアクセスとツアー

ボリビア側かペルー側からボートでアクセスできます。アクセスだけのものとツアー付きのものがあります。太陽の島と同じく神聖視された月の島の両方に行く内容のツアーもあります。
ボートの発着場所に早めに並ぶとボートの中か上か、席を選べます。ボートの上に乗る場合はライフジャケットを着用。天気が良い日なら、ボートの上が景色も楽しめます。ただ、日焼けに注意が必要です。
ボリビア側(コパカバーナ)からのアクセス
太陽の島への行き方はボリビア側の国境の町コパカパーナ(Copacabana)から。片道約1時間半かけて船で向かいます。複数のツアー会社があり、コパカバーナ発着の1日ツアーや、個人でボートを手配して訪れるのが一般的です。
ペルー側からのアクセス
ペルーのプーノからも、国境を越えて太陽の島を周遊する宿泊付きツアーが催行されています。
太陽の島のベストシーズン
5〜10月の乾季がおすすめ。雨が少なく、トレッキングやボート観光に最適です。
11〜4月は雨季ですが、観光は可能です。
インカ帝国発祥伝説

太陽の神「インティ」が太陽を創り出し、13世紀頃に最初のインカ皇帝マンコ・カパック(Manco Capac)を地上に遣わしたという伝説が残されています。マンコ・カパックとその妹であり妻のママ・オクリョ(Mama Ocllo)の二人が太陽の島に上陸すると出迎えてくれます。
現在のこの島は、緑が生い茂り段々畑が続く景観はのどかさの象徴で、1000万人を統治した堅固な帝国の始まりとは無縁のようです。なぜこの場所が選ばれたのか?そんな疑問を抱えながら島を歩いてみると、謎に包まれたインカ文明の魅力に更に引き込まれていきます。
太陽の島の観光スポット
島内には車両がなく、徒歩での移動が基本です。標高約3,800mと高地にあるため、息が切れやすく、日差しも非常に強いため、高山病対策と十分な紫外線・防寒対策が必須となります。
観光スポット①チンカナ遺跡

北部に位置する石造りの迷宮のような遺跡で、儀式などに使われていたとされています。
観光スポット②インカ時代の階段

南部の村(ユマニ)にあり、かつて若返りの水として信じられていた湧き水と、それに続く石段があります。島には80近くのインカ時代に築かれた遺跡があり、港から丘に続く200段にも及ぶインカ階段もインカ時代に建設されたもの。綿密に構成された段々畑の石組みや水路など、至る所でインカ文明の卓越した建築技術が今も島民の生活を支えています。
観光スポット③若さの泉

インカ階段の先には“若さの泉”と称された神聖なる場所があります。3つの注ぎ口から湧き水が流れていますが、この3という数字もインカ文明の教え「怠けない、嘘をつかない、盗まない」を意味しているのです。
太陽の島のレストランとお土産屋さん
日帰りツアーで訪れるとしたら島での滞在は1~2時間ほど。散策をしたり、昼食をとったりすることが多いです。高台のレストランではチチカカ湖を一望できる絶好のロケーションで優雅に食事を頂けます。
お土産屋さんもあり、インカ柄の刺繍が施された布製品やアルパカの毛を用いた雑貨も。島では農業のほか、アルパカなどの家畜も放牧。傾斜が急な島では車ではなくアルパカなどの動物が主な輸送手段です。
葦で作られた浮島「ウロス島」

港ではトトラ(葦)で作った古代の船バルサが停泊していることもあるのですが、このトトラは浮島や住戸の材料になるだけでなく食料にもなる万能な植物です。

チチカカ湖には大小さまざまなトトラ製の浮島があり、ペルーの町プーノからトトラ製のウロス島に上陸してバルサに乗船できる日帰りツアーも人気です。
太陽の島の南北縦断トレッキング

太陽の島の北から南まで縦断できるハイキングコースがあり、約3時間です。道は凸凹で、バイクが走れないくらいです。途中で検問があり、南北で別のチケットの購入(北部チケット10、南部チケット15の合計25ボリ)が必要です。
太陽の島と一緒に行きたい絶景の島「月の島」

月の島行きの船は、コパカバーナから朝9時と9時半に出発。料金は50ボリで、所要時間は約3時間。入島料は10ボリ。
この船は、
コパカバーナ → 月の島 → 太陽の島(北か南) → コパカバーナ
というルートで運行している。
そのため、下記の点に注意。
・月の島 → 太陽の島 は行ける
・太陽の島 → 月の島 は基本行けない
月の島に泊まりたい場合は、先に月の島へ行くルートがおすすめ。
もちろんプライベート船であれば融通が利くが、コストがかかる。
月の島と太陽の島、両方ゆっくり観光したい方へ
日帰りツアーでは月の島・太陽の島を短時間で巡ってコパカバーナへ戻るものが一般的です。
一方で、月の島を見学した後、太陽の島で下船して1泊するプランを希望する場合は、コパカバーナの現地旅行会社で相談するのがおすすめです。
ボート会社によっては、
コパカバーナ → 月の島 → 太陽の島(宿泊)
というルートで手配してもらえることがあります。翌日は公共ボートでコパカバーナへ戻ることができるため、時間を気にせず太陽の島を満喫できます。公共ボートは通常、コパカバーナと太陽の島を1日数便往復しており、片道券で利用する旅行者も多くいます。
公共ボートのチケット購入場所
基本的には当日の朝、または前日の夕方に購入すれば十分です。何日も前から予約できない場合もあり、天候によって運航が変わるため、直前販売が一般的です。
実際には、月の島で約1時間停泊してから太陽の島へ向かう公共ボートを運航している船会社もあります。片道料金はおおよそ35ボリビアーノ前後で、通常の太陽の島直行便より少し高い程度です。
① コパカバーナ港のチケット売り場(おすすめ)
港(メインストリートの突き当たり)にある公式チケット売り場や各船会社の窓口で購入します。旅行会社や客引きも多いですが、港の売り場で買う方が料金が明確で安心です。
② 港周辺の旅行会社
コパカバーナの町には旅行会社が多数あり、公共ボートのチケットも販売しています。宿泊先(ホテル・ホステル)で手配してもらえることもあります。
コパカバーナへの行き方

ラパス→コパカバーナ→プーノ、クスコ、リマまで行くBolivia Hopというバスがあります。
Bolivia Hopにするメリットは、太陽の島に寄りつつ、1日でプーノまで行けることです。
移動時間が合計8時間もありますが、太陽の島への船の手配・島内のガイドもオプションでつけられるので、効率的に回ることができます。
コパカバナの街には多くのツアー会社があり、それぞれ太陽の島と月の島へのボートを出しています。
基本的には8:00〜9:00ごろに1本と、13:00〜14:00ごろに1本の、1日2本の運行があります。