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プリンス・エドワード島とは?

プリンス・エドワード島とは、ルーシー・モード・モンゴメリの小説「赤毛のアン(Anne of Green Gables)」の舞台として知られています。次の長期休暇には、アンが「世界でいちばん美しいところ」と瞳を輝かせて称賛した島の風景を満喫する案はいかがでしょうか?

          赤毛のアン (徳間アニメ絵本) [ ルーシー・モード・モンゴメリ ]価格:1870円

カナダのプリンス・エドワード島で暮らすマシューとマリラ兄妹は、農場の手伝いができる男の子を孤児院からもらいうけることにした。しかし、そこに待っていたのは赤毛のおしゃべりな女の子、アンだった。二人は手違いに戸惑うが、想像力豊かで感受性に強いアンに心惹かれ、引き取ることにする。アンの周りには騒動が絶えないが、持ち前の機転と思いやりで次第に人々を魅了していく。世界中で読み継がれる永遠の名作。
          赤毛のアン 外国映画英語シナリオ (スクリーンプレイ・シリーズ) [ フォーインクリエイティブプロダクツ ]
価格:1320円
英語を勉強したい方にはとてもおすすめの1冊です。
おしゃべりで頭の回転が早いアンの話術には、人と人とのコミュニケーションに不可欠な、「会話の潤滑油」となる要素がたくさん含まれています。彩りのある会話をしたい人には、アンのセリフがいいヒントになるでしょう。特に、多く見られる if; as though; like; should have などの仮定法的な表現を実際に使いこなせると、会話にふくらみが出てきます。その他イギリス風イントネーションの英語や、文学的な表現、多様な語彙が登場し、教養ある英会話を身につけることができる物語の親しみやすさ、文法的な正確さからも、英語を学ぶ映画として逸作です。

セント・ローレンス湾に浮かぶ四国の1/3ほどの大きさで、プリンス地区・クイーンズ地区・キングス地区の3地区に別れており、中心部のクイーンズ地区には作中で描写された場所がいくつもあります。

島は、ロブスターが有名で、5月から10月にかけて身が締まった新鮮なロブスターを街中のレストランで堪能できます。

プリンス・エドワード島への行き方

島のほぼ中央にあるシャーロットタウンに飛行場があり、日本からはトロントかモントリオールを経由していくことができます。エアカナダが就航しています。

プリンス・エドワード島の見どころ

見どころ①グリーン・ゲイブルス(赤毛のアンの家)

物語の中で孤児院から引き取られたアンが少女時代を過ごした家のモデルとなりました。白と緑の木造家屋は、物語そのままの姿です。実際にはモンゴメリの親戚が住んでいたそうで、内部は物語そのままに再現されています。物語の名シーンを彩るさまざまな小道具が置かれており、赤毛のアンのファンなら垂涎ものです。

近くには、「お化けの道」や「恋人の小径」「バターチャーンカフェ」などがあり、のんびりするのに最適です。

恋人の小径

見どころ②グリーン・ゲイブルス郵便局

モンゴメリの祖父母が営んでいた郵便局を再現した建物です。内部は当時の様子がわかる博物館になっており、100年前の絵葉書やアンの切手などが展示されています。夏場は郵便局の業務もおこなっており、ここから出した郵便物にはグリーン・ゲイブルスの消印が押されます。

見どころ③グリーン・ゲイブルス博物館

『パットお嬢さん』に登場する「銀の森屋敷」のモデルです。現在もキャンベル家の人たちが暮らしています。1911年には1階の客間でモンゴメリの結婚式が挙げられました。内部には手製のクレイジーキルトやオルガンなどがあり、敷地内の「輝く湖水」では湖沿いの道を馬車で走ることもできます。

見どころ④ケンジストン駅舎跡

モンゴメリも利用していた1905年に建てられた石造の駅舎で、1989年に鉄道が廃線となった後は一部がバーになっています。

見どころ⑤コンフェデレーション・センター

連邦会議100周年を記念してカナダ国民が一人15セントずつ出して1964年に作られた総合文化センターです。劇場、図書館、ギフトショップなどが入っており、モンゴメリ関連の資料なども展示されています。夏には「赤毛のアン」のミュージカルも上演されており、50年以上のロングランになっています。

見どころ⑥プロビンス・ハウス

1847年に建築家アイザック・スミスによって建てられた州議事堂で、館内はスタッフが無料で案内してくれます。

見どころ⑦コンフェデレーション・トレイル

鉄道線路跡を舗装して作られたトレイルで、西のティグニッシュから東のエルマイラまで島を横断する全長435kmの長距離トレイルです。ほぼ平坦の道なので歩きやすいです。ドライブやヒッチハイクでぜひ!!