離島のデイサービスで働く看護師②新型コロナウイルスの対応

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世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス。どこの医療施設でもこれまでとは異なる対応が求められています。新型コロナウイルスがどのようなウイルスなのかもよくわからないまま、誰も正解がわからないまま、手探り状態でとにかく対策を検討する必要がありました。

わたしは、新型コロナウイルスによって日本で緊急事態宣言が発令されている中、小笠原諸島の父島の施設での入職が決まりました。内地と同じレベルの医療環境ではない離島での新型コロナウイルスへの対策を検討することになり、離島での新型コロナウイルス対策をどのようにしているのかの現状をお伝えします。

感染症対策の強化①消毒

感染症対策の基本は消毒です。わたしの施設では、厚生労働省の発表を参考に、電解次亜塩素酸水(クリン水)と次亜塩素酸Naの二つを使い分けて毎日消毒をしています。

電解次亜塩素酸水(クリン水)の利用

手すりやテーブル、トランプや麻雀牌など利用者が直接触れ、口腔内に入る物でないものはクリン水を使って消毒しています。雑巾をクリン水でビチャビチャになるまで濡らして対象物を拭き、その後乾いた布巾で拭き取っています。

トイレ周りの手すりや流すレバー、鍵、トイレの蓋に関しては昼食の時間を利用して消毒しなおしています。

次亜塩素酸Na(ハイター)の利用

次亜塩素酸Naでは、口腔内に入るコップや尿器や汚染物質の消毒に使用しています。一般的な感染症対策や消毒に対しての使用です。

感染症対策の強化②手洗い・うがいの強化

手洗い・うがいを強化し、手洗いはトイレ後、そしてうがいは来所時、昼食前、おやつ前、帰宅前の4回していただいています。

アルコールによる手指消毒に関しては、アルコールによる手荒れを考慮し、そして現在(2021年6月)小笠原諸島では新型コロナウイルスが発生していないことから、行っていません。

感染症対策の強化③ソーシャルディスタンス

送迎時の配車やテーブル着席時の利用者様同士の距離をおいて座っていただいています。家族が内地から戻ってきた時などは、デイサービス利用中は2週間マスク着用をお願いしています。

高齢者の新型コロナワクチン接種の対応

新型コロナワクチン接種に際して、起こりうる副作用の説明、ワクチン接種によるメリットなどを説明し、安心してワクチン接種ができるよう対応いたしました。ワクチン接種1~7日程度は副作用の有無を確認。2回目接種に際して、副作用が多く出現した方は、ワクチン接種を拒否する方もいらっしゃいました。

小笠原村の医療従事者のワクチン接種

診療所、診療所に併設する老人ホームのスタッフは優先してワクチン接種が行われましたが、デイサービスのスタッフは、それから2週間ほど遅れての優先接種になりました。強制的に受けてもらうわけではなく、ワクチン接種を希望するスタッフにのみ接種していただきました。

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