伊豆諸島の一つ御蔵島は、イルカとほぼ100%一緒に泳げる島として知られています。御蔵島へは、東京の竹芝港からフェリーがほぼ毎日就航しています。
御蔵島は、荒天時の船の就航率が悪く、台風シーズンや、10月に入ると就航しない日もザラなので、日程に余裕を持つ必要があります。7〜8月の夏本番は、天気が良いことが多いので、まず大丈夫でしょう。
ドルフィンスイムは、基本的にシュノーケリングになるので、素潜りの練習が必要になります。素潜り=スキンダイビングにはコツが要ります。スキンダイビングのスキルを身につけてれば、イルカと同じ目線の高さで一緒に泳げるようになります!
目次
ドルフィンスイムのシーズン
イルカと一緒に泳ぐことができる時期は、4月〜10月です。4〜9月は水着+ラッシュガードでもトライできますが、10月に入って台風の後の海はかなり冷たくなるので、ウェットスーツが必要です。
御蔵島や利島で出会えるイルカは、ミナミハンドウイルカという種類で、ハンドウイルカと比べるとやや小さく、年を取るとおなかにマダラ模様が出てくるのが特徴です。
ドルフィンスイムの流れ
実際のドルフィンスイムの流れを説明します。
クジラと一緒に泳ぐホエールスイムを経験したことのある人は、流れはほとんど一緒ですが、イルカのほうが、早く見つけられます。イルカの群れが泳いでくる前に飛び込んで、イルカを待ち受けるという感じです。
①港に迎えにきてもらう
御蔵島には、船かヘリでのアクセスが可能です。私は、八丈島から船で御蔵島へ向かいました。御蔵島は、船での就航率が悪く、天候が悪いと船がつかないことが多いので、注意が必要です。
②宿に到着
宿まで送迎してもらったら、まずは部屋に案内してもらえます。八丈島から到着した場合は、昼の到着になるため、午後からのドルフィンスイムに参加するため、急いで用意しなくてはいけません。東京からの発着の場合は、早朝になるので、少し仮眠を取ってからドルフィンスイムにトライします。
③ドルフィンスイムの用意
ドルフィンスイムの時間が近づいたら、ドルフィンスイムの用意をします。水着やラッシュガードは先に着ておきましょう。船酔いが心配な人は、酔い止めを飲んでおいたほうがいいです。持ち物は シュノーケル、マスク、フィン、水中カメラ、ウェットスーツ、ウエイトです。水をかぶりやすいので、防水バッグがあると安心です。
④ドルフィン船に乗船
港まで送迎してもらい、ガイドさんと共に漁船に乗り込みます。そして、イルカを探しに行きます。
⑤ドルフィンスイム!!
御蔵島の周辺を回りながら、イルカを探し、見つかったらダイブ!!最大8回飛び込みます!
飛び込んだらすぐにイルカがいることがあります。すぐにイルカが水中に見つからなかった場合は、前後左右いろんなところを見回してみましょう。一つの群れが行き過ぎてしまっても、後ろを振り返れば、第二弾が来ていることがあるので、慌てて追いかけずに少しあたりを見回してみましょう。
実際にドルフィンスイムをしてきました!
ドルフィンスイム時の注意事項
野生の動物であるイルカと安全に一緒に泳ぐためにはいくつかの注意事項があります。これからも御蔵島でドルフィンスイムができるように、きちんとルールを守りましょう。
注意事項①自然な行動を妨げない
イルカの中には、自ら近づいてきてくれるイルカもいますが、寄ってこない群れには、むやみに近づかないようにしましょう。イルカに触ってもいけません。触るつもりがなくても、触ろうとする行為がイルカを怖がらせてしまいます。
注意事項②100m以上離れない
船から100m以上離れないようにしましょう。他の船がいたりすることがあります。イルカを夢中になって追いかけていると、潮に流されてしまうこともあり、気づくとかなり船から離れてしまっていることがあります。
注意事項③船の後ろに回らない
船の後ろにはプロペラがあり、巻き込まれてしまう危険性があります。
注意事項④フラッシュを使わない
水中での撮影は暗くなりがちで、どうしてもフラッシュを焚きたくなるのですが、イルカが驚いてしまうので、フラッシュは禁止です。同様に、人工的な音を発するものもNGです。例えば、ダイブコンピューターなどは音が鳴らない設定にしておきましょう。
注意事項⑤自撮り棒は伸ばさない
イルカと2ショットを撮りたくなるのですが、自撮り棒を伸ばすと、イルカに当たってしまう危険性があるため、禁止されています。
注意事項⑥フルフェイスマスク、マーメイドスーツの禁止
安全のため、禁止されています。モノフィンは使用可能です。
次のページで「おすすめの現地ドルフィンスイムショップ」を紹介!