スキューバダイビングは、離島遊びの醍醐味でもあります。内地の海もいいですが、離島の海は、魚の種類も違って、透明度もよく、離島で体験ダイビングをしてダイビングにハマったという人も多いはず。
ダイビングの時に使う器材としては、シュノーケリングに使う軽器材と、ダイビングだけに使う重器材の2種類があります。
目次
軽器材ってどんなの?

まずは軽器材の説明をしておきます。軽器材は、シュノーケリングで使える道具で、3点セットとも呼ばれています。
・フィン
・マスク
・パイプ
の3つです。
重器材ってどんなの?

重器材は、ダイビングで使う道具で、軽器材を除いた道具のことです。
・レギュレーター&ゲージ&オクトパス
・BCD
・タンク
があります。レギュレーターとゲージとオクトパスはほとんど一体化しているのでまとめました。
レギュレーターの選び方

レギュレーターは、タンクの中の圧縮された空気を送ってくれるホースのついた道具です。レギュなどと略して呼ばれることもあり、ダイビングを安全なものにするのに最も重要と言っていいものです。タンクに取り付ける金属の部分をファーストステージと呼び、マウスピースの付いている部分をセカンドステージと呼びます。
①軽いものを選ぶ
レギュレーターが軽い方が、持ち運びが便利です。ダイビング器材はものが多いので、総重量がかなり重くなってしまいます。輸送時に重量制限にかかってしまうことや値段が高くなってしまうことがあります。
また、セカンドステージが軽い方が、マウスピースを咥えた時にアゴが疲れにくいです。
②安心サポートの有無
年に1回はオーバーホールと言って点検や清掃のためにメンテナンスが必要です。このメンテナンスを購入から一定の期間まで無料でしてくれることが多いので、この安心サポートの期間や回数を確認しておきましょう。
無料期間や回数だけでなく、故障したときの保証が手厚い方が万が一の時に安心です。
③セカンドステージの自由性
セカンドステージが回転できる構造だと、海の中で顔の向きを変えるのがとても楽です。
④空気の流量が調節可能(F.C.V=Flow Control Valve)
空気を吸う量は人によって違います。体格が大きな人は一回の吸う量が多く、体格の小さい人は一回に吸う量が少ないことが多いです。一回に吸う量を自分に合わせて調節することができれば、空気の消費量を最低限に抑えることができ、長く潜れるだけでなく、疲労も軽減できます。
予め空気流量を調節できるレバーが付いているレギュレーターもあり、個人の肺活量や呼吸パターン、潜水深度などに合わせて、空気流量を調整できます。
⑤吐いた空気が後方に流れる

吐いた空気の泡がアゴの後方に流れるような設計になっているレギュレーターがあり、水中での撮影時に自分の吐いた泡が邪魔になることがなく、快適に撮影ができます。
⑥カラーと素材
ダイビングはとてもお金のかかるスポーツで、重器材を揃えるのもかなりお金がかかります。できるだけ長い期間使えて、お気に入りのものにしたいですよね。
すると色もこだわりたいところです。白や黒がオーソドックスですが、SASからはカラフルで可愛いレギュレーターが出ています。
素材としては、海で使うものなので、サビにくくて丈夫であることにこだわって選ぶことをおすすめします。もっとも人気があるのは、チタン素材のもので、耐食性が高く、軽量です。他には銅合金や樹脂などの素材があります。
おすすめのレギュレーター
Bismというブランドのレギュレーターは、世界で唯一360度回転するスウィングヘッドレギュレーターを採用しており、扱いやすいだけでなく、アゴの負担も少なくとてもおすすめです。
①Bism 「SUMERGE」RS3000 サマージ
サマージは、Bismのコスパ重視のモデルで、シンプルで使いやすさに拘っています。セカンドステージのフェイス部分にABS樹脂を使うことで軽量化と安価を実現しており、セカンドステージの重量は375gです。
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②Bism「re brass」Grade-M レブラス グレード・エム
レブラスは、Bismのスタンダードモデルで、少しダイビングに慣れてきて、自分の器材が欲しくなってきた人におすすめのモデルです。セカンドステージのフェイス部分に真鍮を使い、高級感があるデザインで、ブラックとホワイトの2色から選べます。セカンドステージの重量は440gになっています。
③SAS「NEO」R2M Exp ネオ
カラフルで可愛いカラーが特徴のレギュレーターで、FCVにも対応しています。マウスピースには銀イオンを内包しており、衛生面でも安心です。
④ SCUBAPRO 「MK25T EVO/S620X-T」スキューバプロ
ダイビング器材のブランドとして信頼のあるメーカーであるスキューバプロの最高級のプレミアムレギュレーターです。ファーストステージのMK25T EVO、セカンドステージのS620X-Tiは共にチタン加工されており、超軽量で耐腐食性と耐久性に優れています。最大の特徴は、凍結抵抗に優れている点で、どんなに冷たい環境でも潜水できます。優れた吸入感度と素早い空気供給で、全ての潜水条件に対応します。
排気の泡が視野を妨げない設計にもなっており、ハイコストではありますが、どんな条件下でも満足できる使い心地のはずです。
ファーストステージ重量:475g セカンドステージ重量:約168g
寒冷地対応のレギュレーターがあれば、流氷ダイビングなんかにもいけちゃいます!
残圧計の選び方

タンクの残圧を教えてくれるゲージには、コンパスと一体型の二連タイプとシングルタイプがあります。また、水温計が付いているのもあります。
エンリッチドエア(ナイトロックス)専用の残圧計もあるので注意してください。
①コンパスとセットの二連ゲージ
コンパスと一体化になり、一目で方角とタンク残圧が確認できます。水深までわかる3連タイプもありますが、ダイビングコンピューターが主流の今、シングルか2連がおすすめです。
②シングルゲージ
コンパスの付いていないシンプルなタイプのゲージです。アドバンスのライセンスをとる講習の一つにナビゲーションがありますが、それ以外ではダイビングマップを作るのでなければあまりコンパスを使わないので、シングルゲージでシンプルな装備を選ぶのもおすすめです。
③軽量
ビーチエントリーなら装備が重たいと海へのエントリーまで大変なのは明らかですが、装備が重いと、浮力を得るためにたくさんのエアを入れないといけないので、空気の消費が多くなってしまいます。
Bismのシングルライトゲージが最軽量の220gです。
④ナイトダイブ対応

目盛盤に特殊蓄光剤を使用することで、暗いところでも目盛が確認できるようになっているものがあります。ナイトダイブの時にかなり役立ちます。
⑤修理可能
残圧計は基本的に修理不可なのですが、メーカーによっては修理してくれるものもあります。
アポロは、全て日本製なので高品質ですが、使っている人が少なく、他のダイバーと被りたくない人にもおすすめです。
⑥安い
ダイビング器材は高いので、こだわるところはこだわり、必要以上の装備を求めず、アイテムによってはできる限り安価なものにするというのも大切です。
おすすめはTUSAのSCA-150です。何とたったの9000円!非常に安価ですが、国内最大大手のメーカーなので、品質もよく、重量は295gです。
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