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「群来」という言葉を聞いたことがありますか?

利尻島では、2020年は、4月12日にニシン群来が発生しました。
「ぐんらい」?
どうせ
たくさんの群れが来たんでしょー
と思った方、一旦謝りましょう。
「群来」は実は、「くき」って読むんです。
は?
と思った方、
ですよね〜〜〜
わたしも 「は?」 ってなりましたww
「たくさんの群れが来たんでしょー」の点についてはほぼその通りですが、意味を調べてみると

なんですねー。
ニシン群来ってどういう現象なの??
気になりますよね〜
一番上の写真は、普段の利尻島の海の色です。
そして、ニシン群来が発生した海の色がこちら👇

乳白色に濁っているのがわかりますか?
大量に群れでやって来たニシンの精子によって海がこんな風にミルキーな色になるんです。
エメラルドグリーンと表現されることがありますが、ミルキーっていった方が伝わらない??笑
だって…
ね????
ニシン群来ってどこで見れるの?
ニシン群来は、北海道の日本海側で発生します。
過去には、小平町鬼鹿や小樽の漁港で見られています。

ちなみに、今年の利尻島は、南浜でニシン群来が発生しました。ニシン群来はその年によって発生場所が変わるようです。
ニシン群来のミルキー色は、高いところから見た方が綺麗に見えます。高台を探して眺めてみましょう。


北海道のニシンヒストリー
北海道は、昭和初期頃までニシン漁が盛んで、北海道の日本海側ではニシン御殿がたくさん見られていました。
利尻島もニシン漁で栄えた町の一つです。
そして、北海道全体でニシンを獲りすぎた結果、ニシンの数が激減し、ニシン漁で栄えていた町はどんどん衰退して行きました。
大人気の漫画「ゴールデンカムイ」でもそのことが書かれていましたね
シュールで面白い漫画なので、コロナウィルスで引きこもり生活を余儀なくされている人は一読をおすすめします。
これを読んで北海道に来たくなっても
コロナウィルスが収束するまで来ないでくださいね!?
ちなみに2020年4月13日現在利尻島ではまだコロナウィルスは
出ていません。 (4月末に利尻島でコロナが発生してしまいました・・・)
離島でウィルスが蔓延したらどうしようもありません。
自分がウィルスを保有しているかもしれないという自覚を持ってください。
利尻島観光のベストシーズンは今でしょ!!
コロナウィルスが蔓延している中、
今はどこにも観光に行くのはやめておくべきですが、
4月上旬の利尻島はとても美しいです。
- 下界は雪が溶けてきて、歩きやすい
- 利尻富士は冠雪していて美しい
- 海はニシン群来で滅多にみることができない乳白色
利尻富士に登りたいのであれば夏(8月)がおすすめですが、観るだけなら、4月上旬もおすすめです。