ラナイ島(Lanai)は、ハワイ諸島の中で最も人口が少なく、信号機が1つもない「プライベートアイランド」のような静寂を楽しめる島です。
「ラナイ」という言葉は現在では二つの意味で使われており、ハワイのホテルやコンドミニアムの客室にある「ベランダ」や「バルコニー」のことを、現地では「ラナイ」と呼びます。ホテル予約の際、客室のタイプに「オーシャンビュー・ウィズ・ラナイ(海が見えるベランダ付き)」のように表記されます。ハワイの心地よい風を感じながら食事や景色を楽しむための、非常に重要なスペースを指す言葉です。
もう一つの意味は、最も有力なのはハワイ語の「Lā(日)」と「Naʻi(征服する・統治する)」が合わさった「征服の日(Day of Conquest)」という独自の意味です。
かつてラナイ島は「悪霊が住む島」と恐れられていましたが、マウイ島の王子(カウルラアウ)が島に渡って悪霊を退治(征服)し、人間が住めるようにしたというハワイの神話・伝説が由来となっています。
かつて世界最大のパインアップル畑があった

かつて島全体の約98%をドール(Dole)社が所有し、世界最大のパインアップル畑が広がっていた歴史から「パイナップルアイランド」と今でも呼ばれています。
現在は、IT企業オラクルの創業者ラリー・エリソン氏が島の土地の約98%を所有しています。豊かな大自然の中に最高級ホテル(フォーシーズンズ・リゾートが2つ)があり、ハワイで最もラグジュアリーな隠れ家リゾートとして旅行好きに愛されています。
ラナイ島へのアクセス

オアフ島(ホノルル空港)から国内線飛行機(ラナイ空港)で約35分。
隣のマウイ島(ラハイナ港など)からフェリーで約45分で渡ることもできます 。
ラナイ島のおすすめ観光スポット
ラナイ島は島全体の約98%が未舗装路のため、これらのスポットを巡るには「4WDのレンタカー」が必須です。
①神々の庭園(ケアヒアカヴェロ)

神々の庭園(ケアヒアカヴェロ)は、ラナイ島の北西部にある、赤茶けた不思議な岩がゴロゴロと転がる荒涼としたエリアです。月面や火星を思わせる独特の自然景勝地として、人気の観光スポットです。
②フロポエ湾(フロポエ・ベイ)

フロポエ湾は、マリンスポーツの聖地であり、ハワイ屈指の透明度を誇る美しいビーチです。イルカも集まることで知られており、高級リゾート(フォーシーズンズ)が佇むリゾート地としても有名です。
③シップレック・ビーチ(難破海岸 / カイオロヒア)

シップレックビーチは、島の北部に約13km続く、風が強く波が荒い海岸です。
浅瀬の沖合に、1940年代に座礁した巨大な本物の油槽船(シップレック)の残骸が今もそのまま残されており、不気味ながらも圧倒的な絶景を作り出しています。
④プウ・ペヘ(スイートハート・ロック)

プウ・ぺへ(スイートハート・ロック)とは、サウス・ラナイのフロポエ湾とマネレ湾の間にある、海にぽつんとそびえ立つ高さ約24メートルの赤茶色の巨大な岩(岩礁)です。ハワイの悲恋伝説(愛し合う男女の物語)が残る場所で、夕日の名所としても有名です。
⑤ラナイ猫保護区(ラナイ・キャット・サンクチュアリ)

島の広大な敷地の中に、数百匹の保護猫が完全放し飼いで暮らしている世界的に有名な施設です。
猫たちが自由に木に登ったり昼寝をしたりしており、旅行者が中に入って一日中触れ合うことができます。鳥類の保護をきっかけに作られたハワイならではのサステナブルなスポットです。
⑥マンロー・トレイル

ラナイ島の最高峰であるラナイハーレ山(標高1,018m)へと続く、全長約20kmの未舗装の険しいリッジ(稜線)ルートです。
ニュージーランドから持ち込まれた「クック・パイン(松の木)」の並木道が続き、天気が良ければハワイの主要6島のうち5つの島を同時に見渡せる壮大なパノラマが広がります。
⑦ドール・パーク と ラナイ・シティ

ラナイ島の中心部(標高約500m)にある、かつてパイナップル農園の労働者たちのために作られた小さな町です。
町の中心にある「ドール・パーク」を囲むように、レトロな木造平屋のショップ、地元のカフェ、アートギャラリーが並んでいます。ハワイの他の島のような高層ビルやチェーン店は一切ありません。