ダイバーのカメラとしてベストセラーになっているのが、OLYMPAS(オリンパス)のTGシリーズ。今はTG4、5、6が発売されていて、2022年現在ではTG6が最新となっています。水中で使うデジタルカメラとしてコスパがよく、ダイバーのカメラといえば、TGシリーズです!
目次
TGシリーズの強み
水中で使えるデジタルカメラとしては、RICOHや富士フィルム、ニコンなどが出していますが、TGシリーズは断然の高性能を発揮します。
防水ハウジング装着で、水深45mまで使用可能で、5つの水中モードや3つの水中ホワイトバランスで、被写体や環境に合わせて撮影できます。また、顕微鏡モードが、ウミウシなどの小さな被写体を印象的に写し出してくれるのも人気です。
RAW撮影・4K動画撮影・Wi-fi等の機能もすべて搭載しており、本格派ダイバーも満足できる仕上がりに!!
最新のTG6では、従来の顕微鏡モードに加え、水中顕微鏡モードが追加され、ウミウシなどの小さい生き物がより鮮明にシャープに撮影できるようになりました。

TGシリーズおすすめのアクセサリー
OLYMPAS(オリンパス)の最高傑作・TGシリーズのカメラにぴったりのアクセサリーを紹介します。
おすすめアクセサリー①ハウジング
TG本体は水深15mまでしか対応していないので、ダイビングで使うなら、ハウジングは欠かせません。中に乾燥剤を入れておくと、曇りにくくなります。
おすすめアクセサリー②スナッピーコイル

ハウジングとBCDを繋ぎ、カメラを落としてしまうことを防ぎます。常にカメラを持っている必要がないので、両手を開けることができます。また、ただのひもでなく、スナッピーコイルだと、BCDに簡単にカラビナで繋ぐことができ、バックルを外すと螺旋の形状のゴムが伸び縮みして使い勝手がとてもいいです。
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おすすめアクセサリー③ストロボ

水中は、光が届きにくく、写真が全体的に暗くなってしまうことが多いです。近い被写体であればライトでも明るく撮ることができるのですが、遠い場所にいる被写体やワイド撮影(ワイドレンズを付けると、レンズが内蔵ストロボを遮ってしまいます)のときには、ストロボがあるととても綺麗に撮影できます。
下の写真の左がストロボ有り、右がストロボ無し、です。全然色味が違いますね!!
ストロボあり ストロボなし
ストロボを選び方としては、光量が最も重要です。おすすめのストロボのメーカーとしては、INON(イノン)かSEA&SEA(シーアンドシー)の2社が人気です。

【INON(イノン)】S-2000
S-2000は、世界最小・最強のストロボを謳っており、超小型サイズにも関わらず、光量(ガイドナンバー)は20で、上位機種のD-2000と同じなので明るさで劣ることはありません。ただ、照射範囲が少し狭くなっています。
連射性能であるリサイクルタイム(一度発光してから次の発光準備までにかかる時間)も短く、キビキビとした動作が魅力です。
小型軽量なので、長いアームを用いて左右に2灯を使用するときでもバランスがとりやすく、ワイドレンズにも使えます。小型ながら、調節しやすいダイヤルが備えられているのも魅力です。

INONの上位モデルとしては、「Z-330」があり、プロでも使っているモデルです。ガイドナンバーは33の大光量です。
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「D-200」は、S-2000の上位モデルです。ガイドナンバーは20で、13段階のマニュアル機能やフォーカスライトもついてます。S2000と比べると、基本的に照射角が広く多機能になっています。水中で若干プラス浮力になりますのでシステムが重くなるのが嫌な方にはぴったりです。
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【SEA&SEA】YS-01
YS-01はS-2000に比較するとひとまわり大きいサイズですが、ターゲットライトという小型のスポットライトが備わっているのが特徴です。

ターゲットライトがあることで、水中でもストロボの向きを合わせやすく、補助光にもなるので暗い中でもピント合わせが容易になります。また、シャッターを押してストロボ発光の時には自動的に消灯します。
マクロ撮影では、レンズの近くに被写体があるため、ストロボも近くから発光することになりますが、白トビが起きないよう光の強さを“無段階に減光”できるダイヤルも使いやすい理由のひとつです。

SEA&SEA の上位モデルとして「YS-D2」があり、こちらはガイドナンバーは32とパワフルな発光で、特にワイド撮影でフル発行させて撮影するとかなり明るくなります。また、YS-D2に限ってはカメラとの接続が光ファイバーではなく、電気コードで接続できるので、カメラのフラッシュ待ち時間が無くてすむので、シャキシャキした動作で快適に使用できるのでとてもオススメです。
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下位モデルの「YS-03」に関しては、ストロボを付けて撮影してみたい、という程度のエントリーモデルになっています。内蔵フラッシュに追随する形で発光し、調光はできません。
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ストロボを購入するときにはアームも合わせて購入が必要です。
おすすめアクセサリー④アーム
ウミウシなどの小さな生物を撮るときとワイドを撮るときなどでは、被写体の場所に合わせてストロボの向きを変える必要があります。
アームの取り付け方を解説していきます。
OLYMPASのTGシリーズの場合、アームは、ハウジングの左上部についているアクセサリーシューに接続します。

取り付け方法としては、ネジで固定する「YS型」と「ボール型」があり、「ボール型」の方が、ストロボの角度を調整しやすいのでおすすめです。
YS型 ボール型
ハウジング本体とは、シューベースで取り付けられます。
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シューベースにスティックアームをクランプで取り付けていきます。アームの中には、浮力のあるフロートシステムのあるものもあり、水中でカメラの重さを軽減してくれます。
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ストロボとは「M6ジョイント」を介して取り付けます。
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YS型の接続にする場合には、INONのシューベースⅡを取り付ける場合は、上に下のYS回転延長バーがぴったりです。
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ストロボとカメラ本体の取り付けは、ワイヤーをハウジングの左上にあるシューの真下の穴に差し込むとできます。ストロボとカメラ本体をワイヤレスでつなぐ方法もあります。

アームは、可動域が広い方が、使い勝手が良いので、シンプルなスティックタイプではなく、様々な方向に曲げられるようにカスタムしておきましょう。

ワイドの時には、ストロボを2灯つけて、より広い範囲でより明るく撮影することもあり、アームも二つ必要です。その場合には、カメラがかなり持ちにくくなるので、ガイドアームをつけることが多いです。
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ノーティカムのマルチトレーシステムなら、幅を動かせるので用途に合わせて調整できます。またイノンのダイレクトベースをつかえる点もいいです。
1灯であれば、片方だけにグリップがあるタイプのものもおすすめのカスタマイズです。

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INONのグリップベースのグリップエンドには、豊富なオプションパーツが取り付けられるので、とても便利です。INONのアームシステムを使うなら、INONで揃えましょう。

ワイド撮影時のコツは、できるだけストロボをカメラ本体から離し、そしてストロボを後ろに下げることです。ストロボがレンズに近いと、白飛びしてしまったり、マリンスノーなどの浮遊物が写ってしまうことが多いからです。
おすすめの組み合わせ
- ストロボ
- グリップ5
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- スティックアームセット-MV
色々部品があって、何を買えばわからない人は、スティックアームを基準に、セットになっているものを購入すれば、簡単です!(ZアダプターMV、スティックアームS-Tボディ、ダイレクトベースIII、クランプIII x2個)
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- L型光ケーブル、2穴ゴムブッシュセット
実際に「おすすめの組み合わせ」でTGカメラにストロボを付けいる動画を撮影しました
おすすめアクセサリー⑤ワイド・魚眼レンズ

水中撮影でダイナミックな写真を撮影したいのなら、ワイドレンズ・魚眼(フィッシュアイ)レンズがおすすめです。
サメやマンタ、ウミガメ、クジラ、イルカなどの大物を撮影する時や魚の大群を撮影するときには、ワイドレンズは最高の迫力を伝えてくれます!
- 【WEEFINE】UWL-24M52MG
水中での画角は約150°の相当広角のレンズで、装着時にステップアップリング無しで、TGシリーズのハウジングにそのまま装着できます。
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レンズ構成 | 5群5枚 |
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倍率 | 約0.47倍 |
焦点距離[画角]変換 | 24mm [84.1°] ⇒ 5.7mm [150°]28mm [75.4°] ⇒ 10.8mm [127°]35mm [63.4°] ⇒ 17.2mm [103.6°] |
材質 | 光学ガラス、ポリカーボネート樹脂、耐腐食アルミ合金 |
サイズ | φ150 x 88mm(フード含む) |
陸上重量 | 690g |
水中重量 | 255g |
耐圧水深 | 60m |
レンズマウント | M52 |
付属品 | レンズフード、ネオプレンドームポートカバー、リアキャップ、キャリングバッグ、六角レンチ |
ワイド撮影の時のコツは、「①被写体に寄る」こと!画角が広いので、今までより近くに寄っても、被写体は写ってくれます。そして、寄れば寄るほど、迫力ある写真になりますよ!!
そして、「②煽り(下から)で撮影」してみたりしても迫力ある面白い絵が撮れます。
おすすめアクセサリー⑥GoPro

写真はTGで、動画はGoProで、と分けたい人も多いはず。そんな方には、TGのハウジングの上にGoProを接続してしまえば、同じ構図で撮影できるのでとても楽です。
・「INON(イノン)」シューベース 1/4-20UNC
TGのハウジング側に取り付ける
![]() | INON (イノン) シューベース 1/4-20UNC 価格:5,443円 |
・GoPro 防水ケース
GoPro本体だけではダイビングの水深に耐えられないので、防水ケースに入れます。正規品でないと、防水ケースに水が入ってGoPro本体が壊れてしまう可能性があるので、GoProの正規品をおすすめします。
・「SINTYAN」 三脚マウントアダプター 1/4
GoProのハウジングケースに取り付け、シューベースとをつなぐアクセサリーです。1/4が規格になっています。