目次
潜行と浮上
いよいよ海へ
☆プレダイブ・セーフティ・チェック
《潜水前にするチェック事項》
Begin With Review And Friend(バディと交互に確認をおこないます)
・Begin:BCDのチェック(空気が入るか、抜けるか)
・Review:目視のチェック(ホースなどが絡まっていないか、タンクがきちんとBCDに固定されているか、BCDが緩みなく装着できているか)
・With:Weightのチェック(ベルトはきちんとしまっているか、適正な重さか)
・And:Airのチェック(タンクの空気残量、タンクは開いているか、レギュレータから酸素がちゃんと吸えるか、変なにおいはしていないか)
・Friend:Final Check(ゴーグルに曇り止めを塗ったか、カメラを忘れていないか、フィンはあるか、ゴーグルはきちんとはめたか、グローブははめたか、ダイブコンピューターははめたか、)
☆ノンストップ・ダイビング
減圧症になるリスクを冒すことなく、必要であればいつでも水面へ直接浮上できます。
・安全停止:全てのダイビングの終わりにすることを奨励。6m/20フィート~3m/10フィートで3~5分間停止します。
・緊急減圧停止:ダイブテーブルやダイブコンピューターの指示してくれた限界ギリギリの時間を超えてしまった場合に、水深を少しずつあげて、安全停止をしながら水面を目指すことです。緊急減圧停止が必要になる時間が近づいている場合、ダイブコンピューターに「DECO」と表示され、その水深に留まれる残り時間が表示されます。基本的に、「DECO」と表示された場合は、水深をあげましょう。
減圧停止をしなかった場合、24時間はダイビングしてはいけません。浮上後は、純酸素を呼吸しましょう。
安全停止はすべてのダイビングで行い、緊急減圧停止は、深い水深で限界を超えて長時間ダイビングしてしまった場合のみ行います。基本的に緊急減圧停止は行いません。
☆ファイブポイント潜行
①バディ同士で準備ができたことを確認し合います
②ボートやランドマークなど、水面または陸上にある物体を目印にします
③シュノーケルからレギュレーターに交換
④ダイブコンピューター、時計を確認
⑤潜行 の合図を出して潜行
☆ファイブポイント浮上
①浮上の合図を出し、準備ができたことをバディ同士で確認し合います
②ダイブコンピューターを確認し、ノンストップの限度内であることを確認します
③上を見てパワーインフレーターのホースを持ち上げる。この時にBCDに空気はいれず、上に向かって泳ぎ始めます
④ダイブコンピューターが指示する最大速度を超えないようにゆっくりと浮上します(ダイブコンピューターを持っていない場合には、泡を越さないように)。急浮上しないようにBCDから空気を抜きながら浮上します。
⑤水面に近付いてきたら、頭上の安全のために片手を頭上に伸ばしながら水面に出ます。
☆安全停止
浮上の途中で深度6m~3mの間で3~5分間停止すること。
安全停止をすることで、ゆっくりと浮上することになり、体内に溶け込んだ窒素を体から更に排出することができます。 停止するには、深度6mを過ぎたら浮上速度を遅くして、中性浮力になるように微調整します。
*エア切れを起こしている場合や空気が少ない時など緊急事態の時には安全停止を必ずしもする必要はありません。また、深度6mより浅い場所でダイビングをしていた場合にも必要ありません。
☆水面に出た後
水面に出たらレギュレーターを口から外さずに、まずBCDに空気を入れます。 楽に浮いていられることを確認したら、シュノーケルに交換します。
次のページでは「トラブル管理」について説明します