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ランギトト島ってどんな島?

オークランドの港から海を見ると、そのきれいな三角形の島の容姿がとても目立っているランギトト島。フェリーで約25分で行くことができます。ランギトト島は無人島ですが、細かくトレッキングコースが設置されている”トレッキングの島”でもあり、ハイキングや日帰り旅行に人気の場所です。ランギトトは600年前、大規模な海底噴火により突然出現した火山島で、オークランド一帯では最も若くて大きな火山です。

4WDの連結トレーラーに乗るガイド付きツアーに参加するか、徒歩(片道約1時間)で頂上を目指すことができます。途中には液状の溶岩が流れた跡にできたチューブ型の洞窟があり、懐中電灯を持ってきて照らしながら通るのもよいでしょう。海抜259mの山頂は片道1時間ほどで登ることができます。ルート上には溶岩が露出して足場の悪い部分もありますが、たいていの所には遊歩道が整備されているので安心です。山頂からはハウラキ湾に浮かぶ島々から西のワイタケレ山脈、東のフヌア山脈までオークランドのすべてが遠くコロマンデル半島まで、360度を見渡す大パノラマを楽しむことができます。

ランギトト島まではガイド付きのカヤックツアーに参加することもできます。ちょっと冒険するなら夕方のカヤックに挑戦してみましょう。島の頂上から壮大な夕日を見てから、輝く街の明かりに向かって星空の下を漕いで戻ります。
ランギトト島の詳しい情報はaucklandnz.com(opens in new window)を参照してください。
ランギトト島への行き方

ダウンタウンのオークランドもしくはデボンポート埠頭から毎日フェリーが定期運航しているのでアクセスも簡単で便利です。時刻表はこちら(opens in new window)をクリックしてください。
詳細は環境保全省(opens in new window)のウェブサイトをご覧ください。
モトゥタプ島へアイランドホッピング
ランギトト島は、お隣の島「モトゥタプ島 Motutapu island」と短い橋でつながっているため、アイランドホッピングもできちゃいます。モトゥタプ島への直接のフェリーは就航していません。ここは鳥の保護区にもなっていて、本島ではもう見ることができなくなってしまった貴重な鳥が数多く生息しています。



キャンプ場もあるため、「トレッキング」、「バードウォッチング」、「キャンプ泊」を遊び組み合わせて遊ぶことができます。
ランギトト島からモトゥタプ島キャンプ場までトレッキング!
ランギトト島からモトゥタプ島へは、桟橋から海岸沿いのコース(Coastal Track)を右回りに進むと、東側にあるモトゥタプ島へ所要時間2時間半程度でたどり着きます。ほとんどアップダウンがなく、海、森、溶岩石が織りなす荒々しい景色を見ながら歩いていきます。一本道なので迷うこともありません。ちょっとしんどいけれど、その先にパッと視界が開けてモトゥタプ島と島に挟まれた海が見えてくる瞬間はたまりません!

モトゥタプ島の西側から入ったら、キャンプ場のある東海岸「ホームベイ home bay」までは1時間半の道のりです。つまり、ランギトト島でスタートしてから計4時間でキャンプ場まで行苦ことができます。木々と溶岩石の荒い光景からは一転、どこまでも続く牧草地帯をフェンス沿いに歩いていく。まったく障害物がないだけに、素晴らしい景色です。帰りは別のコースを選択してもよく、どのコースを選んでもだいたい距離にして10km弱、4時間くらいに納まるはずです。モトゥタプ島のキャンプ場Home Bayは、ビーチフロントで広々とした芝生のキャンプ場がビーチの前面いっぱいに広がります。トイレもきれいで紙もついていますが、水はどうやら雨水を利用しているようで、蛇口には「沸騰してから飲んで」と注意書きがあったので、そこだけちょっとメンドウ。ビーチは透明度が高く、夏なら波の穏やかな海岸で水遊びができます。

キャンプ地であるHome bay Wharf(右側中央やや下の湾)の左上に小さな森があり、ここを中心にキーウィが生息しています。日没後に歩いてみると運が良ければみられるかもしれません。現地にいくと看板には「Rotary Centennial Track」と名がついていました。