東京から南へ1,000km、1週間に1便の船で24時間かけて遥々小笠原諸島まで、せっかく一週間の休みをとってきたのに見事台風にぶち当たってしまい、悲劇の最中にある方へ。台風直撃にあったときの小笠原での過ごし方を島民が伝授します。
目次
台風のときの過ごし方①ハートロックカフェで台風Tシャツを購入
父島の人気カフェである「ハートロックカフェ」では、台風が父島に直撃した時にのみ発売される「台風Tシャツ」「台風タンクトップ」があります。
台風直撃の時に「台風Tシャツ」「台風タンクトップ」を買うと、その時に直撃している台風の情報を描いたシール(ワッペンをアイロンで接着したもの)を貼ってくれます。次からはこのシールを1000円で追加して貼ってくれます。晴天がいいのはもちろんですが、このシールをコレクションできるなら台風の時期に一か八かで台風シーズンの小笠原への来島を狙ってみるのもいいかも!シールのデザインは毎年変わるようです。
写真は2022年4月に父島を直撃した台風1号のシールを貼ってもらったものです。
台風のときの過ごし方②サーフィン
台風による波がある時には、島民もサーフィンをしに行く人が多いです。小笠原はあまりサーフィンに適した波が起きる場所は少ないのですが、風が強い時に波が起きやすいのは「宮の浜」、「焼き場」などです。
台風のときの過ごし方③ウィンドサーフィン
サーフィンするほどの波ではない時には、ウィンドサーフィンも人気です。ウィンドサーフィンの貸し出しをしているショップはないのですが、個人で持っている人はいて、風の強い時に楽しんでいる島民がいます。
台風のときの過ごし方④カフェ巡り
天気が悪い日は、やはりインドアの活動が鉄板です。父島には、いくつかカフェがあり、どこもおすすめです。
ちょっとした軽食なら「ハートロックカフェ」、「30’s」「HALE」「気まぐれカフェ」。
コーヒーなら「曼陀羅カフェ」
「USKコーヒー」
かき氷なら「おやつの庭」
「チャラ日和」などがあります。
台風のときの過ごし方⑤宿の人と酒を飲む
外に出れないほどの強風の時は、大人しく宿の人と話をしてみましょう。小笠原に住んでいる人は、いろんな人生経験があり、話が面白い人が多いです。お酒が好きな人も多いので、こんな日は諦めて朝から飲んでしまいましょう!
台風のときの過ごし方⑥「自然遺産センター」「ビジターセンター」「小笠原海洋センター」で知識を深める
父島の歴史や自然のことを学べる施設が「自然遺産センター」と「ビジターセンター」です。
「自然遺産センター」では、小笠原にしか生息しない固有種のアカガシラカラスバトやオガサワラオオコウモリ、その他のカタツムリ、などの生態について学ぶことができます。
「ビジターセンター」では、小笠原の地形や歴史を学ぶことができます。最近噴火した福徳丘の場の様子の写真なども見ることができます。
「小笠原海洋センター」では、ウミガメの生態を学ぶことができます。
台風のときの過ごし方⑦台風被害調査
台風の風が落ち着いたら、車で台風被害調査へ出かけましょう。吹き返しが起こる場合もあるので、原付バイクはとても危険です。枝や枯葉などが道に落ちているため注意が必要ですが、島民もどこの木が倒れてしまったとか気になるので結構かなりたくさんの人が台風被害調査に出かけます。