野生のキウィに逢える夢の島「スチュワート島」

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スチュアート島は自然豊かなニュージーランドの火山島です。

マオリ語では「ラキウラ」と呼ばれます。
「ラキウラ」には「空が赤く燃える場所」という意味があります。
これは、緯度が高いために南の空に時折あらわれる「オーロラ(サザン・ライトと呼ばれる)」の光に由来するものと考えられています。

目次

原生林に覆われた島、スチュアート島

スチュアート島ってどんな所?

スチュワート島イメージ

スチュアート島(Stewart Island)は、ニュージーランドで人が住む島として最南端の島。
そして国内で唯一、野生のキーウィを観察できる場所としても知られています。

スチュアート島は南島・最南端の街ブラフ(Bluff)から約32kmに位置します。
ブラフ港からスチュアート島へは約1時間の船旅で到着し、1日に数本の運行があります。また、小型セスナ機でもアクセスが可能です。
島の人口は400人、島の面積は沖縄本島の1.5倍弱。

人が住む集落は、ハーフムーンベイに面したオーバンのみとなっています。
2002年3月、島の85%近くが「ラキウラ国立公園」として国立公園になりました。
ニュージーランドでは一番新しい国立公園ですが、ここは地球上で最も南極に近い「世界最南端の国立公園」でもあります。

南緯46~47に位置するスチュアート島は、ニュージーランド本土とは違った一面をあなたに見せてくれるでしょう。

野生のキーウィとご対面!

スチュワート島イメージスチュワート島イメージ

ニュージーランドの国鳥でもある、キーウィバードは国内数箇所で観る事が出来ますが、ほとんどが動物園や野鳥園となります。ニュージーランド国内で野生のキーウィを観察できるのは、ここスチュアート島だけとなっています。

スチュアート島の観光客のほとんどが、野生のキーウィを見る為にこの島を訪れます。
キーウィ(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥類。キーウィー、キウィ、キウイとも表記されます。絶滅の危機に瀕しており、ニュージーランド政府により保護されています。

果実の外観がキーウィを思わせることから「キウイフルーツ」の語源であるとも言われています。

手付かずの大自然・秘境の島

スチュワート島イメージスチュワート島イメージ

南北に75Km、東西に最大45Kmにもおよぶスチュアート島は原生林で覆われた自然豊かな島です。
国立公園以外の場所も島のほとんどが手付かずの原生林であり、野鳥の宝庫と言われています。

国鳥キーウィのほか、飛べない鳥の1種ウェカや、ニュージーランドピジョン、ファンテイル、テゥイ、スチュアート島ロビン、カカ、サドルバック(絶滅の危機にあり)など、ニュージーランド固有種を含め、その他たくさんの鳥類が豊かな自然の中に生息しています。

島にはペンギンも沢山生息しており、イエローアイドペンギン・サザンブルーペンギン・イワトビペンギン・フィヨルドランドペンギン・スネアーズペンギンの5種類が確認されています。
また、ボトルノーズドルフィン(バンドウイルカ)や、オットセイ、アシカ、そして時にはゾウアザラシなど海の野生動物と出会うこともできます。

スチュアート島へのアクセス方法

飛行機

スチュアート島行きの飛行機は限られています。

インバーカーギル発、スチュアートアイランドフライトに乗ります。

スチュアートアイランドフライトのホームページ

インバーカーギルまで、バスまたは車で行く必要があります。

フェリー

クイーンズタウン周辺滞在なら、バス+フェリーがおすすめです。

11月~4月の間、催行会社リアルニュージーによって運行されています。

レンタカーがある方はフェリーのみの予約もできます。

車はブラフの駐車場に置いて行くこととなります。(駐車料金が別途かかります)

フェリーは結構揺れます!酔いやすい方は酔い止めをご用意ください。

最南端の国立公園を歩いてみた

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最初にビジターセンターへ

スチュアートアイランドでは最初にビジターセンターに行き、山小屋を予約したこと、1泊2日で踏破する予定であることを伝えました。山の中では電波が通じないため、予約したことを証明するために、予約画面のスクリーンショットを撮っておくようにと言われました。

山小屋の予約はこちらから

ラキウラトラック1日目

島へ行く前にあらかじめトラック内にある山小屋(ハット)を予約しておきました。私は初日に長距離を歩きたかったので、北回りで歩く予定でNurth Armというハットを予約しました。ODCのサイトで予約することができます。フェリー乗り場から北へ1時間ほど歩いたところからラキウラトラックが始まります。11時頃町から歩き始め、ラキウラトラックについたのは、12時でした。途中のホースシューベイも綺麗でした。海を右手にみながらポートウィリアムハットの分岐点までスタート地点から2時間程度歩きました。ここからひたすら山の中の道が続きます。道はかなりぬかるんでいて、登山靴がドロドロになりました。防水になっていない靴で行くとかなり厳しいと思います。このトラックは常にぬかるんでいてかなり歩きにくいそうです。そして結局町から7時間歩きNorth Arm Hutにたどりつきました。この日は23km歩き、44000歩でかなりキツかったです。途中ビーチを歩くルートがあったりと、歩くことが好きな人にはとてもおすすめですが、それほど絶景があるわけではありません。

山小屋(ハット)の様子

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山小屋は水道は使えるのですが、飲める水ではなく、自分でガスなどを持っていってお湯を沸かしてから使う必要があります。ベッドはマットしかありません。なので、ガス、ボンベ、鍋、食料、寝袋を持って歩かないと行けません。私は1泊2日だったので、1回分の朝と夕食、2回分の昼食の4食分を担ぎました。山小屋では電波が通じないので、本を読んでいる人や仲間とトランプゲームをして過ごす人がいました。

ラキウラトラック2日目

二日目は早起きして暗いうちから歩き出しました。時間的には余裕だったのですが、夜行性である野生のキウィに会いたかったからです!ヘッドライトをつけて野生のキウィを探しましたが、残念ながらこの日は会うことができませんでした。別日に行った友達は、逆方向から歩いて野生のキウィを見たそうです。また別日に行った友達は私と同じルートでゆっくり探しながら歩くと明るくなってからでも野生のキウィを見たそうです!本当にこればっかりは運ですね…。

もし野生のキウィに会えなくてもまだチャンスはあります!ぜひナイトツアーに参加してみてください!野生のキウィが餌場にしている場所に連れて行ってくれるので、まず間違いなく野生のキウィに会うことができます。

スチュアート島からウルバ島へ

スチュアート島に2泊以上するのであれば、おすすめなのがウルバ島!

ウルバ島は、スチュワート島のパターソン湾に浮かぶ小さな島です。よく整備されたトラックがあり、3時間ほどで島全体をのんびり歩けます。島へのアクセスは、定期船がないため、ウォータータクシーを手配する必要があります。

発着はゴールデンベイの桟橋からで所要時間は10分。

ウルバ島はスチュアート島よりも手つかずの島で、キウイが見られる可能性も高まります。

食料や飲料水などの持参が必要です。


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